安全の綱領

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安全の綱領

  1. 安全は、輸送業務の最大の使命である。

  2. 安全の確保は、規程の遵守及び執務の厳正から始まり、不断の修練によって築き上げられる。

  3. 確認の励行と連絡の徹底は、安全の確保にもっとも大切である。

  4. 安全の確保のためには、職責をこえて一致協力しなければならない。

  5. 疑わしいときは、手落ちなく考えて、もっとも安全と認められるみちを採らなければならない。

これは、「安全の綱領」と呼ばれ日本国有鉄道の「運転取扱規程」に必ず記載されていたものであり、言わば

安全のバイブルである。

国鉄がJRに変わり、安全輸送はもちろんであるが、昨今の状況を見ると、利益重視の考え方が目立ち、本来の鉄道輸送の

使命がわすれられてしまっているのではないかと危惧されることが多々ある。

今一度、全ての鉄道会社は、輸送の本質というものを見極めてもらえたらと思う。

 

安全の綱領自体は、終戦当時のGHQ(CTS)からの命令により、作られた言わば押しつけのものであるかもしれないが

鉄道輸送の本質をつかんでいると思われる、現在ではその言い回しに多少もんだと思われる個所が散見されるが、資料としてみていただきたい。