国鉄運賃2倍論 2/5
藤井国鉄総裁は衆院予算委の財政再建問題の質疑で「国鉄運賃は他の物価に比べ低く抑えられており、現在の2倍でないと収支償わない」と答弁。
新幹線第3回安全総点検 2/5
東京〜新大阪間を午前中運休。
新京成電鉄新京成線 【複線化】くぬぎ山〜鎌ケ谷大仏間5.8km
2/7
「国鉄財政再建問題検討委員会(運輸省)(現・国土交通省)、「新国鉄経営計画推進委員会(国鉄)が発足
2/10
鶴見線武蔵 【三線化】白石〜浜川崎間1.6km 2/11
岡山ターミナルビルオープン 2/11
国鉄と岡山財界共同出資で、地下2階、地上10階、総工費25億円。直営ホテル、専門店があり、ピルに隣接したバス。タクシー乗り場も整備する。
新幹線乗客8億人突破 2/13
昨年5月7日の7億人から282日目で、7億人への270日より長く、開業以来初のペース・ダウン。昨年の故障と総点検などの運休の影響。
仙石線に103系なみの車体に更新したモハ72970・クハ79600形を投入
2/15
「新幹線ビジネスエック」発売(列車とビジネスホテルをセット)
2/17
新幹線第4回安全総点検 2/19
昨年12月以来の最終回で、東京〜新大阪間を午前中運休。国鉄は「大きな不良箇所はなかった」と発表した。
東急8500系電車竣工(営団地下鉄半蔵門線乗入れ仕様車)
2/20
大阪・名古屋〜長野問特急気動車「しなの」2往復電車化
2/21
関東。東海の大雪で大混乱 2/21
未明から関東・東海、午後には東北を見舞った大雪で、新幹線はじめ国私鉄は運休や不通区間が続出、22日も乱れが続いた。
中央本線 【複線化】 塩尻〜洗馬間3.3km2/25
鹿児島本線 【信号場開設】折口〜阿久根間に赤瀬川信号場
2/26
伯備線 【信号場開設】上溝口信号場 2/27
近鉄が名古屋〜大阪間の特急での車内公衆電話をこの日限りで廃止
2/28
新幹線東京駅発着全列車のプッシュホン予約開始(東京23区内のみ)
3/3
市外局番03の東京地区プッシュホンで、12時から、10日乗車分の新幹線指定席特急券の予約サービスをスタート。
東梅道本線貨物支線線
【三線化】浜川崎〜塩浜操間3.0km
3/3
東京〜西鹿児島間の急行「桜島・高千穂」、大阪〜西鹿児島間の急行「屋久島」この日限りで廃止
3/8
中央東線の気動車急行と客車列車をこの日限りで廃止。
3/9
これに伴い長野発着の小海線経由循環急行(長野〜上諏訪〜小諸〜長野間「すわ」、長野〜上田〜上諏訪〜長野間「のべやま」)廃止。山男から存続運動が起こっていた直通夜行425列車(新宿〜長野間)も翌日から115系で電車化
房総地区の気動車急行この日限りで全廃 3/9
新幹線博多開業 3.10
かねてから工事中であった山陽新幹線の岡山〜博多間が開業
大阪を始発としていた、「なは」「みどり」「かもめ」といった九州特急、「しおじ」も全廃、岡山発着の「つばめ」「はと」も廃止、これにより西日本の交通体系は大きく変わり、寝台列車も減便されることに
「ひかり」は6時間56分運転となった。ダイヤ的には1時間あたり5−5ダイヤとされた。
又、山陽新幹線の特徴として大都市停車の「Wひかり」、主要駅停車の「Aひかり」各駅停車の「Bひかり」が登場
概要
3.10時刻改正。新幹線岡山〜博多問開業。湖西・総武・成田・鹿島各線の電化区間の全面使用。
- 新幹線1時間あたり「ひかり」4本,「こだま」4本規格とし,東京博多間「ひかり」下り23本上り22本(所要6時間56分)等運転。
- 東京以西寝台特急;東京〜博多間「あさかぜ」1往復廃止。
東京熊本問「みずほ」に長崎行併結、
東京〜西j鹿児島・長崎間「はやぷさ」の長崎行廃止。
東京〜米子・紀伊勝浦間「いなぱ」・「紀伊」
新大阪〜下関間呉線経由「関西,山陽.丸州方面昼行特急22往復,急行14往復.夜行特急5往復,急行8往復廃止。特急電車
博多及び小倉で新幹線に接続ずる「有明」10往獲,「にちりん」8往復(うち1往復気動車)設定。安芸」新設。
特急気動車
小郡〜米子・鳥取問「おき」3往復新設。
高松高知・中村問「南風」2往復増発、「やくも」「はまかぜ」「あさしお」の運転区間延長.両数増結。
- 日本海縦貫線大阪発着北陸方面列車は急行3往複をのぞいて湖西線経由に変更
特急電車
大阪〜金沢間「雷鳥」 名古屋〜金沢・富山間「しらさぎ」各2往復増発
米原〜金沢・富山問「加越」6往復新設。
大阪〜青森間博急「日本梅」1往復増発(季節)。
- 東京以北特急列車
上野〜青森間「ゆうづる」2往復増発
上野〜盛岡間「北星」,上野金沢間(上越線経由)「北陸」各1往復新設。
特急電車 上野〜長野間「あさま」
上野〜平・原ノ町間2往復増発。
- 総武・房総線特急電車
東京〜銚子間「しおさい」5往復,
東京〜鹿島神宮間「あやめ」4往復新設
東京〜館山間「さざなみ」4往復新設。
東京〜館山間「さざなみ」,
東京〜安房鴨川間「わかしお」各一往復増発
- 急行・普通関連
山陰本線 京都〜出雲市間普通夜行827・826列車を「山陰」と命名
急行「立山」特急とともに、湖西線経由に変更
- その他
「有明」・「にちりん」・「やくも」・「しらさぎ」・「雷鳥」・「加越」・「しおさい」・「あやめ」をエル特急に指定
- 旅客営業関係
401km以上無制限だった在来線グり〜ン料金に〜600km、〜800km、801km〜の枠を設定
山陽本線
【駅名改称】玉島→新倉敷、長門一ノ宮→新下関 3/10
首都圏に自由席特急券自動券売機を設置。 3/10
対象列車は東京駅が新幹線、上野駅が特急「とき」・「ひばり」・「ひたち」
マルスの余力を使い、みどりの窓口でホテルの宿泊券発売
3/10
「みどりの窓口」で、「新幹線ビジネスエック」が発売され、東京〜博多間の8大都市のホテル宿泊券を新幹線指定券と同時に予約できるようにしたもの。
車椅子で乗車OK、新幹線 3/10
新幹線博多開業時から〈ひかり〉全列車の7号車に車椅子で乗降できる出入り口と個室を用意。7号車17DE席は身障者と付き添いのため、いつも空席扱いとした。当時は、ホームにエレベータの設備がある東京・京都・新大阪・岡山・広島・新下関・小倉・博多の8駅であった。(当時)
福岡貨物ターミナル駅も開業 3/10
福岡市の貨物拠点駅。鹿児島本線の支線(博多臨港線)が香椎〜博多港間に設けられ、香椎から3.7km福岡市東区箱崎埠頭2-2に福岡貨物ターミナル開業、同時に、鹿児島本線貨物支線香惟〜福岡貨物ターミナル間電化
新幹線連絡列車用として筑豊地区にキハ66・67形気動車を投入(冷房付き2ドア転換クロスシート)
3/10
外房線 蘇我〜譽田間複線化 3/10
高徳本線に半室改造グリーン車キロハ28を投入 3/10
鹿児島本線 【交流電化】香椎〜福岡貨物ターミナル間電化
3/10
富士急行5000系電車営業運転開始(2扉クロスシート車、3100形事故車の代替車
3/12
中公審が新幹線騒音基準を提言 3/15
中央公害対策審議会特殊騒音専門委員会は、新幹線騒音を、住居地域は70ホン、商工業地域で75ホンとし、東京〜博多間は10年以内に基準を達成するょう政府への提言をまとめ、実現できなければスピードダウンなど運行方法を改善するよう求めた。今後の新幹線にもきびしい制限がつき、巨大な投資が必要となるため、新幹線計画の再検討が必要となる。
新幹線で結ぶ車椅子集会が京都で開催、身体障害者を無視した新幹線の駅の設備が指摘される。
3/16
西武 武蔵野線 入間市-仏子間複線化 3/20
新幹線輪送の新記録 3/23
飛ぴ石連休最終日に79万9,000人を運び、’74年5月6日の東京〜岡山間で79万人という記録を上まわった。
ダイヤ改正て引退したDD50形機関車のさよなら見学会を米原機幾関区で実施
3/25
越後交通栃尾線【全線廃止】長岡〜上見附(13.2km)。同社のバス路線に転換
3/31
国鉄総裁が、74春闘処分留保の談話 3/31
藤井国鉄総裁は、27日に計画された国・動労のストを前に「組合が良識ある行動をとるなら、年度末に予定した74年の春闘処分発令を当面留保する」とスト回避を呼びかけ、労組・社会党(現社民党)と政府の交渉がみのって、国・動労を含む春闘第1波統一ストは26日夜、回避された。
動労北陸地本ば半日スト 3/27
北陸トンネル事故の機関士起訴にj抗議して独自のスト。北陸本線を中心に特急など77本運休。
北大阪急行 緑地公園駅開業 3/30
動労処分。総裁に注意 3/31
国鉄は’74春闘処分を凍結したまま、27日の動労ストについて、超スビードで軽い処分。一方、本村運輸相は藤井国鉄総裁を呼び、25日の処分留保の談話が事前に政府に十分連絡されず遺憾と、文書で‘厳重注意’。
山陰本線貨物支線
東松江〜馬潟港間1.0kmこの日限りで廃止 3/31
北海道炭鉱汽船、夕張鉄道線廃止
3/31
野幌駅〜鹿ノ谷駅間廃止
庄内交通、越後交通栃尾線廃止
3/31
山陽新幹線博多駅開業に伴い、博多駅から8kmほど南にある車両基地・博多総合車両所への回送線建設【後の博多南線】
山陰本線 貨物支線 東松江〜馬潟港間廃止 4/1
東武鉄道 新小泉駅廃止 4/1
新幹線輸送の記録更新 4/6
春休み最後の日曜、80万7,875人を運び、3月23日の79万8,897人を早くも書き換え。
列車火災対策に結論 4/7
トンネル内の列車火災対策を検討していた国鉄の「鉄道火災対策技術委員会」は「トンネル内で列車火災が発生した場合、難燃度の高い列車なら止まらずに外へ走り抜けたほうが、乗客の被害を最小限に食いとめられる」と藤井国鉄総裁に報告。’72年11月6日の北陸トンネル事件以来、実際に列車を燃やして走らせる実験などで調べた。国鉄は従来の「事故発生時は止まれ」の内規を変える。
営団地下鉄副総裁に出日明吉氏 4/10
山田氏は前国鉄副総裁。1937年東大法卒、鉄道省に入り、国鉄常務理事のあと営団地下鉄理事も経験、60歳。営団前副総裁の石原糸彦氏は退任。
近鉄鳥羽線 五十鈴川〜朝熊間複線化 4/11
動労24時間スト 4/15
春闘第3次統一行動で、北海道・房総・紀勢・山陰・長崎・佐世保地区などのローカル線がストッブ、同夜当局の「できるだけ早く有額回答」との約束でストは中止したが、16日。’順法闘争’を継続。
小田急多摩線全線開通 4/23
小田急永山〜小田急多摩センター間(2.3km)が営業を開始。’74年6月開通の新百合が丘〜小田急永山間(6.8km)と合わせ全線開通。鉄建公団の肩代わり工事だった。
京急久里浜線も延長 京浜急行 4/26
早川〜三浦海岸間(63.5km)を油壷まで4.2km延長する工事のうち三浦海岸〜三崎口間(2.2km)が開通。
団体予約用マルス202システム稼働(扱い量は従来の倍の60万席) 5/1
新幹線1日の輸送人員1,032,136人を記録
5/5
阪神国道線廃止 5/5
交通ゼネスト突入 5/7
(私鉄各社がこの日の始発から、国鉄は正午から特急・急行のストと国電減速闘争に突入、翌8日から72時間ストに突入)
車両基地統廃合で合理化反対闘争
5/8
動力近代化の一環として、蒸気機関車の置換えを進めていたが、北海道においてディゼル機関車の配置に伴う車両基地の統廃合に反対しての順法闘争等を実施、これにより7/1予定のダイヤ改正が18日にずれ込むことに。
京葉線(千葉貨物ターミナル(貨)〜都川間 4.3km)開業5/10
都川信号場〜蘇我間は川崎製鉄専用線を借用(公団建設)
エリザベス女王夫妻,新幹線名古屋〜東京間「ひかり100号」にご乗車 5/12
京成電鉄、成田空港開港遅延で遊休中の新空港線の支払利子分と維持費約35億円を運輸省に請求
5/28
木曽森林鉄道、お別れ運転
5/30
名古屋鉄道では通勤輸送増強に東京急行、東濃鉄道より車両を譲受
5/30
国鉄、春闘処分9,089人を労組に通告
5/31
解雇19人を含む、処分を通告、両労組は抗議の順法闘争を開始
動労の’処分抗議順法闘争’ 6/2〜6/9
5月31日の処分に抗議し、得に北海道の貨物輸送がマヒ。
釧路の海産問屋は貨車の滞貨で魚が腐ったと236万円の損害賠償を国鉄に請求。
公労協、専門懇に公労法の廃止などの意見書提出
6/7
鉄道記念物のSL「義経」鷹取工場で5年ぷりに公開
6/15
神戸電鉄 新有馬駅休止 6/15
運輸省に「国鉄再建問題懇談会」設置
6/16
国鉄の「運賃二倍」キャンペーン 6/16〜6/18
「国鉄(わたくし)は話したい」・「あなたの負託に答えるために」・「健全な国鉄をめざして」の3日連続した意見広告が全国紙とブロック紙に載った。新聞広告史上でも珍しい試み。
東北本線若返り工事 6/18
東大宮〜黒磯間下り128kmのレール交換のため、4時間列車運転を中断、4500人の作業員を導入して60KgNれーールに交換
北海道で動労スト 6/19〜6/21
国鉄当局の蒸気機関車廃止と機関区統廃合の経過うに反対する動労北海道地評は72時間ストに突入、特急・急行の殆どが運休
長崎本線【駅名改称】武雄→武雄温泉 6/19
信越本線で189系特急電車営業運転開始(7月1日「あさま」置換完了)
6/22
新幹線公害移転補償額を提示 6/23
国鉄は新幹線沿線の浜松市の民家30戸と富士市の6戸に紙y額6億1000万円の移転補償額を初めて具体的に示した。富士市の2戸三世帯は27日に調印、移転補償第1号
新幹線騒音答申案まとまる 6/27
北海道7月新ダイヤ延期決定 6/27
動労闘争のため、エル特急〈いしかり〉を含むダイヤ改正を延期。組合の闘争で発表済みのダイヤ改正が遅れたのは’74年4月の九州地区についで2度目
沖縄海洋博覧会で沖縄県今帰仁村に列車ホテル開業(C57+客車15両)
6/28