北海運ダイヤ改正延期で混乱 7/1
動労ダイヤSL廃止にともなう動力車基地統合反対闘争で,1日に予定されたダイヤ改正が延期され、夏の臨時列車も、殆どストップ。
山男に人気の中央本線客車夜行425列車(新宿発岡谷行き)が臨時列車で復活(9月末まで)
7/4
名鉄知多新線延長 7/6
49年6月の冨貴〜上野間5.8kmに続き、上野〜知多奥田間(2.3km)が開通、平日上下各36本、休日35本を運転、朝ラッシュ時に2本が新名古屋へ直通
国鉄25形寝台車と黒部峡谷鉄道EH10形電気機関車に49年ローレル賞
7/6
東海道本線小田原地区一部高架化 7/7
東海道本線東京〜小田原間線増工事の一環として、酒匂川橋梁〜小田原駅間1.3kmの下り線を高架新線に切替え、上り線は28日)
「国鉄再建間題懇談全」発足。木村運輸相を三座長に学識経量険者ら31人で構成
7/8
動労北海道闘争収拾 7/10
国鉄北海道総局は、SL廃止の追分機関区だけでなく滝川機関区にもDLを暫定配置すると譲歩し動労も受入。ダイヤ改正は18日実施
東北新幹線福島トンネル(8,090m)貫通 7/14
片町線(現・東西線)に新駅設置を発表 7/14
四條畷〜長尾間13.4kmの複線化工事に合わせて、寝屋川(忍ヶ丘〜星田間)、枚方(津田〜長尾間)の2駅、どちらも仮称を設置、開業は複線化完成時の52年度
国鉄理事に茅誠司氏 7/15
6月にに死去した言論界代表の部外理事、岩渕辰雄氏の後任もと東大学長。76歳
「動労ビラ闘争」は、違法の判決 7/15
東京地裁は、’69年の機関助士廃止反対闘争で動労甲府支部員の国鉄甲府総合事務所建物へのピラ貼りに対し、国鉄当局が施設管理権を侵すと訴えた民事訴訟で、当局の主張を全面的にみとめ、ビラはがし代142,300円の支払いを動労側に命じ。判決では現在の車両などへの落書き斗争にも「国民のひんしゅくを買い、国鉄を私物化するもの」と批判の目を向けた。
特急そよかぜ189系に交代 7/18
季節特急「そよかぜ」は老朽化著しい181系で運転されていたが、「あさま」が189系で運転されることになり、輸送力の増強も(8連から12連へ)
新幹線ホーム完成 7/18
新幹線ホーム15番線が完成、列車遅延の場合に下り列車の発車待ちや増遅延を防止する目的で新設
北海道内ダイヤ改正 7/18
本来7月1日に予定されていた北海道内のダイヤ改正が17日遅れで実施され〈いしかり〉登場
特急〈いしかり〉が札幌〜旭川間にデビュー。7往復、エル特急に
写真は、高架前の札幌駅ホームに停車中のライラック(いしかり)をライラックに改称
北海道専用電車として当時は珍しい交流専用電車として投入された。
運転席上部のカバーは雪を飛ばすための装置らしい。
ヘッドライト天井2灯は吹雪時の対策から取られたもので、711系にも増設された。新製の100番代は当初から設置。
S61年8月 撮影 blackcat
久慈線(久慈〜普代間 26.0km間)開業 (公団建設)
7/20
新駅開業 陸中宇部・陸中野田・野田玉川・堀内・普代
環境庁、新幹線相互騒音基準を決定 29日告示。運輸省に譲歩し基準達成時期を一部緩和 7/25
新幹線の騒音基準を告示 7/29
環境庁は新幹線の基準値を住宅地域70ホン、商工業地域75ホンとし、既設線は3年以内に80ホン以下7〜10年に基準値を達成、工事中の線は開業時に80ホン以下、3〜5年で基準値へ。新規着工線は開業時に基準値を実現することを義務づける新幹線騒音環境基準を官報で告示。しかし運輸省・国鉄の「今の技術では基準値の完全実施は不可能」とする意向を入れ、「達成目標期間内に達成できなかった区域か生じても、可及的速やかに環境基準を達成するよう努める」という緩和処置を認めた。
本四架橋の着工決まる。 7/29
政治問題化して一括着工か否かでもめていた本四架橋は同日開かれた一連の政府関係者の協議で、実質的に「児島〜坂出」ルートに一本化。これにより長大今日建設は事実上スタート
国鉄青函連絡船、貨車輸送開始以来満50年を迎え。運んだ貨物は3億t
8/1
京成電鉄が進めていた同電鉄上野駅と国鉄、地下鉄上野駅を結ぶ「京成メトロ街」の改築完成,使用始まる。
8/1
東北新幹線那須トンネル貫通 8/1
首都圏で最長となる東北新幹線那須トンネル(6250m)、着工以来3年ぶりに全工区が貫通。同トンネルは47年に着工したが、那須火山帯の泥流堆積に悩まされていたもの
深川市にSLホテル 8/1
国鉄から貸与されたC5898+寝台車2両+食堂車の列車ホテルが誕生
本州初のSLホテルが国鉄小海線野辺田駅付近にオープン
8/4
A寝台4両、(オロネ1028・オロネ1069・オロネ102016・オロネ102071)とお座敷列車オロ802008の計5両+C5696を連結
上越線井野〜新前橋間の染谷川橋りょう下り線が完成、使用始まる
8/4
南海電鉄労組、762人の削減などを内容とする会社側の合理化問題譲歩案を受諾する旨正式回答。
8/6
赤羽線混雑緩和工事 8/7
国鉄、赤羽線混雑緩和工事のラッシュ時のため1979年春の10両編成運転へ、総額77億円をかけ各駅ホーム延伸工事に着手を発表。
新京成電鉄値上げ延期 8/7
新京成電鉄(京成津困沼〜松戸間)は9日から平均55.6%6の運賃値上げを芙施の予定だったが、沿線住民の「抜打ちで大幅すぎるし、公示も不親切」などの抗議で15日に延期した。新京成は1日から車内などに公示しており、公示した値上げ実施日の延期は前例がない。
関西線井田川〜亀山間の椋川橋りょうが完成、使用開始。
8/8
上越新幹線六日町トンネル(延長5020m)の北(同1820m)、寺尾(同1690m)両工区が貫通。8/8
証券荷抜き事件主犯逮捕 8/11
神奈川県警は3月19日、横浜駅8番線ホーム荷扱い事務所前で、時価650万円の株券。割引債(70枚)入りの小荷物が盗まれた事件で指名手配中の金融ブローカー。畑川勇兵(43)を逮捕。駅での証券抜取りは’74年10月、静岡駅での3億300万円相当を最高に’67年の東京駅から今年7月9日の新潟駅まで、東海道。山陽。東北本線を中心に12件起きており、同県警は畑川を証券窃盗グルーブの主犯格と見ている。
台風5・6号あばれる 8/17〜24
相模鉄道に新駅誕生 8/17
大塚本町駅を移転し、さがみ野駅に改称。かしわ台駅開業
台風5号によりダイヤ混乱 8/19
四国・中国から日本海へ抜けた台風5号により、土讃線高知以西が不通となったほか、中国地方の各線でもダイヤが混乱。
新幹線も最高5時間の遅れを出し。お盆の帰省ラッシュと重なって大混乱
高崎セメントターミナル基地起工。8/19
浜松・五日町・会津に次ぐ4番目のもので、面積6,900u、取扱量月間32,000t(開業時17,000t)、完成は51年3月を予定
イラン高速鉄道計画調査団(団長・滝山国鉄技師長)、同国へ出発。8/19
仙台陸上交通審議会(宮脇参三会長)、交通需要増大に対処する新しい交通機関には、地下高速鉄道建設が適当と答申。8/19
集中豪雨で奥羽本線など混乱 8/20
台風5号くずれの低気圧の影響により、同線は大館〜弘前間、鷹ノ巣〜森岳間が不通となり、26日の復旧までに171本が運休。また、花輪・五能線や北海道でもダイヤが混乱。
福島交通 桜水駅開業 8/20
奥羽本線 四ツ小屋〜秋田間 6.4km複線化 8/21
異羽本線大張野〜和田間5.4km複線化 8/21
台風6号により新幹線川止め 8/22
近畿地方を襲った同台風により、新幹線は揖斐川の増水が停止水位にまで達したため、8時間も全面ストップして83本が運休した。
阪和線
天王寺〜和歌山間でEF52形電気機関車さよなら運転
8/24
北海道のダイヤ再び混乱 8/24
台風6号によりダイヤは20日に続いて再び混乱、函館本線、函館〜札幌間をはじめ、道内27線区、200カ所が不通。
49年度国鉄監査報告書、運輸相に提出 8/24
累積赤字は2兆2,463億円に達し、財政状態はますます緊迫化、輸送・設備・車両・要員・労使関係などあらゆる分野に問題が山積されていることを指摘するとともに、国の助成を要望し、過去の債務のタナ上げを提案。
監査報告書運輸相に提出 8/26
国鉄監査委員会(安居喜造委員長)、繰越欠損金は2兆円を超し、財政状態さらに窮迫、などを内容とする1974年度国鉄監査報告書を、また国鉄も黒字線は新幹線、山手線、高崎線3線のみで経営状態〜段と悪化など、1974年度財務諸表ならびに財政再建計画実施状況報告書をそれぞれ木村運輸相に提出。
49年度国鉄収支決算書 8/26
各線別にみると、全国256線のうち黒字線は新幹線・山手線・高崎線の3つだけ。3線の黒字額のうち94%は新幹線の利益である半面、東海道・山陽本線など主要幹線で軒並み数百億円の赤字であることが明らかにされた。
特急「いなば」7・8号車を座席車に振替え(寝台車難燃化工事のため、年末・年始を除き1976年3月末まで)8/26
青森〜室蘭間に臨時国鉄連絡船 8/27〜8/31
不通となっている函館本線函館〜札幌間の輸送を確保するため、1日2往復室蘭まで臨時延長、青函連絡船史上はじめてのこと
民鉄初の大規模直上高架化工事・京浜急行北品川〜青物横丁間(1.3km)下り線完成、切り替え。8/27
運輸省、気仙沼線御津〜本吉間(34.21km)の開業設備実施計画を認可。
8/28
奥羽本線 大張野〜和田間複線化 8/28
大分交通、耶馬渓線中津〜野路間(10.4km)の10月1日廃止を申請。8/28
大手私鉄14社、普通運賃で平均28%の値上げ申請。8/29
大手私鉄14社値上げ申請14社平均で普通運賃28%、運勤定期36.3%、通学定期30.3%の値上げ案で、最もアツブ率が高いのは京成。人件費などの増加による経営悪化がおもな理由。
仙台市電全廃を発表 8/30
島野市長は、マイカー増加、ドーナツ化現象、赤字などの理由や、地価建設計画も煮詰まってきたことから、大正15年から50年走り続けてきた動市電の全系統14.8kmを、51年3月限りで廃止、バスで代行を行うと発表
全通 8/31
三江線(口羽〜浜原間 29.6km)開業 (公団建設)
三江北線と三江南線、両線を合わせ、江津起点108.1kmの三江線(江津〜三次)開業。
新設駅は6両。
函館本線8日ぶりに全線開通 8/31
台風6号で不通になっていた函館本線の桂川〜野田生間の復旧作業が終わり、午後4時過ぎの普通列車から運転開始
仙台臨海鉄道の仙台埠頭線(1.596km)が開業。9/1
東亜国内空港、旅客減で休止 9/1
東亜国内航空の大阪〜広島線ダウン新幹線博多開業の影響で乗客が激減したため9月1日から運休。’64年に開設され、昨年までは夏7往復、冬9往複のYS11(定員64人)が飛び、利用率90%だったが、3月10日から3往復、6月から2往復に減らしたものの、30%前後の利用率に落ちこんでいた。
京都〜西明石間の快速・新快速を禁煙化 9/1
仙台臨海鉄道 埠頭本線 仙台港〜仙台埠頭間が開業
9/1
静岡鉄道静岡清水線 ワンマン運転開始 9/1
国鉄、10月1日から12月19日まで、連休を中心に2741本の秋の臨時列車ダイヤ発表。9/5
奥羽本線和田〜四ツ小屋間6.9km複線化 9/5
東京都、帝都高速度交通営団に対し着工の遅れていた地下鉄8号線(有楽町線)の板橋区内原1丁目〜練馬区北町6丁目間(約3.6km)建設で、道路と切り離し着工認めると通知。
9/10
国鉄新幹線、開業以来3999日目に9億人輸送達成。
9/12(9/26)
近鉄 上本町〜布施間を方向別運転化 9/14
京浜東北線にも「シルパーシート」設置(山手線に続く第3弾)
9/15
国鉄、特急、急行など平均32%の旅客関係料金値上げ申請、同時に貨物運賃制度改正も報告。9/16
名古屋鉄道美濃町線 急行廃止 9/16
国鉄、列車火災防止対策として室蘭本線・苗穂工場貨車職場で初の寝台車燃焼試験実施。9/17
東京モノレール(浜松町〜羽田空港間)開通11周年目。9/17
奥羽本線芦沢〜舟形間6.3km、羽後境〜大張野間8.1km複線化。
9/17
日本民営鉄道協会、初の部門別収支を公表。9/19
政府、名古屋・大阪・神戸3市の地下鉄値上げ了承、10月から実施。9/19
国鉄常務会、総武線快速電車の東京〜品川間(6.8km)延長運転の1976年10月目途実施を正式決定。
9/22
ESCAP(国連アジア太平洋経済社会委員会)運輸通信委員会の鉄道線路保守改良セミナー、東京で開幕、10月4日まで。
9/22
東北線大宮〜黒磯間で全面運休 9/26
大宮〜黒磯間で、昼間列車を4時間半全面的に運転を止めて、老朽レールの交換を行った。
奥羽本線秋田〜峰吉川間(33.3km)の複線化が完成、使用開始。
9/26
京王帝都電鉄、10月20日がらの朝クラッシュ時の8両運転を決定。9/27
近江鉄道、普通30.75%、定期30.3%の値上げ実施。9/27
国鉄、草津(柘植〜草津間36.7km)、桜井(奈良〜高田間29.4km)、和歌山(王寺〜五条間35.8km)3線の電化工事を運輸省に認可申請。9/27→9/29
草津(柘植〜草津間36.7km)、桜井(奈良〜高田間29.4km)、和歌山(王寺〜五条間35.8km)3線の電化工事を運輸省に認可 9/29→9/27
国鉄、荷物運賃改定を実施。10/1
駅レンタカー、東京・八重洲口に営業所オープン。 10/1
国鉄国府津保線区60年の歴史に幕、小田原保線区として再スタート。
10/1
東北新幹線の駅舎で初めての新郡山駅が開業。10/1
運輸省、新幹線騒音基準決定で、騒音、振動への住民パワーに対処するため「新幹線公害対策官」制度発足へ。
10/1
とき183系への置換え進む 10/1
老朽化著しい181系「とき」を置き換えるべく183系を新製中であるが、この改正で更に7往復を置き換え
当初は新幹線開業〈上越新幹線)の絡みもあり、新製を渋っていたのであるが、当時の特殊な労使関係も影響し、耐寒耐雪設備を強化した183系を投入することになった。新幹線開業後は、「あずさ」等の増発に当てられた。
国鉄東名パスのダイヤ改正 10/1
国鉄東名ハィウェイバスは,長距離利用客の大幅減にともなって、東京〜名古屋便20往復を14往復に減らす一方、東京〜静岡便を13往復から30往復,静岡〜名古屋便を2往復から8往復に増強するなど、中距離輸送重点に転換。快速便はなくなった。
大分交通耶馬渓線 中津〜野路間(10.4km)が廃止
1914年以来続いた国鉄苗穂工場でのSL検修作業終わる。10/2
上越新幹線用レール輸送開始 10/4
新日鉄八幡工場で製造された上越新幹線用レールを鹿児島本線・西八幡駅から軌道基地のある上越線の浦佐駅に向けて発送・チキ5500形3両に60kgレール28本をまたがせ、5組連結の専用列車で新幹線用のレールを輸送するのは初めてのこと。
仙台市電 市電全線廃止に関する議案を市議会で可決
10/4
ハンディーン・カナダ国鉄総裁ら、朝の新宿駅を視察、10/6
国鉄品鶴貨物下り線でもレール交換工事(851.2m)10/6
西鉄軌道線の一部の廃止を承認
10/7
西鉄の福岡市内線のうち、貫線・呉服町線・城南線(計17。7km)の廃止申請を承認、実施は11月2日。また、北九州市も軌道の
廃止を申請していたが、西鉄と同時に承認され、11月1日に廃止となる。なお北九州市の軌道は国鉄の若松駅を起点に計4kmの路線をもつ貨物路線で、路面区間を凸型電機が貨車を牽引していた。
建設省、国鉄が長野県岡谷市と塩尻市間に建設中の国鉄中央本線線路増設工事(延長11.2km)に土地収用法を適用できる事業に認定。
10/7
新大阪駅17番ホームで24系25形寝台客車のローレル賞授賞式
10/11
奥羽線羽前千歳〜秋田間交流電化完成(奥羽線全線電化)
10/13→正式開業は11/25
宇高連絡船で危険品搭載貨車投棄試験 10/14
宇高連絡船に人災発生した場合の危険品搭載貨車を海中に投棄する試験が行なわれ、成功した。試験にはワム車とタンク車に見たてたトキ車を使用し、2.3トンの碇に100mのワイヤーを結んで投棄するもの。
作業完了まで5分で終了し、成果はまずまず。
国鉄‘条件つきスト権付与’を明言
10/16
全国総務部長会議で文書によって示した・20日には藤井総裁が労組代表者にも見解を示し、21日、衆院予算委で確言。(注:国鉄時代はスト権は付与されませんでした。)
神戸電鉄
藍那〜電鉄木津間に川池信号所開設 10/16
国鉄諮間委員会(桜田氏委員長)、公共負担など6項目にわたる「国鉄再建のための提案」を決め、藤井国鉄総裁に答申。10/17
- 公共負担分の政府補償
- 赤字ローカル線の地方移管か、廃止
- 政府が借金を肩がわり
- 給与の当事者交渉
- 条件つきスト権付与
- 運賃の法定制を廃止など。
藤井国鉄総裁、国鉄五労組代表との会見で条件付スト権付与を確認、国労等は非協力闘争中止を決定
10/20
藤井国鉄総裁、衆院予算委員会で条件付スト権付与が当局の真意と表明
10/20
上越新幹線塩沢トンネル(延長6000m)の南(450m)、上の原(2250m)両工区が貫通。
10/21
運輸審議会、京都市電の値上げ(11月1日実施)認可。10/21
名古屋鉄道の津島線甚目寺駅改築工事竣工。10/21
室蘭本線(長万部〜洞爺間)でただ1カ所単線区間だった礼文〜大声門(4.1km)の複線化が完成、使用開始。
10/22
181系「あずさ」も置換え 10/27
老朽化著しい、181系電車に代わり、新製の183系電車で特急「あずさ」を置換
六甲越有馬鉄道と合併し六甲摩耶鉄道の路線となる
10/29
仙台市電 運輸局に軌道事業廃止許可申請書提出
10/
国鉄、長大トンネル内での「列車火災取扱いマニュアル」作成、実施へ。11/1
国鉄、桜井線・和歌山線の電化起工。 11/1
高田駅で、電化起工式を挙行
中国ハイウェイバス発車 11/1
国鉄‘神姫バスと共通乗車で、大阪〜津山〜落合インター(188.7km)のハイウェイバス開業。大阪〜津山間(162.9km)3時間08分。1,200円。両社て12往復。うち国鉄バス2往復は落合インターまで乗入れ
西鉄、福岡市内線の大半、廃止
11/1
国労が国鉄再建の要求書国鉄 11/4
国鉄労働組合(村上義光委員長・23万人)は、国鉄再建についての考え方や提言をまとめた要求書を藤井総裁に提出、労使間に再建問題の小委員会を設けることになった。再建問題で、当局と話し合うのは初めて。提案の内容は。赤字・債務の国庫肩代り、運賃改訂を審議する国民各層の「公共料金審議会を」設置。スト権回復、公安職員廃止など。
東北市長会(会長・島野仙台市長)、与野市新幹線反対同盟協議会に東北新幹線建設、の協力要請。11/4
上越新幹線魚沼トンネル(8414.8m)の中(3300m)、北(2488m)両工区が貫通。
11/6
新幹線の緩衝帯を20m幅に 11/8
国鉄は東北・上越新幹線の大宮以南のルートについて地元代表のの会見で、高架線の両側に騒音対策などで20m幅の緩衝帯を設けると新提案、地元側にも軟化の動きがでてきた。大宮〜東京間は沿線の反対で用地買取もできず、カベにぶつかっていた。
運輸省、県単位に公共交通機関の整備計画検討のため、トツプを切って宮城県に広域交通圏公共輸送整備計画調査委員会を設置、初会合。11/10
京王帝都電鉄、電車運行をコンピューターで集中制御する「列車運行総合制御システム」(TTC)を全線で実施。
11/11
運輸省(現国土交通省)国鉄料金値上げ認可 11/12
木村運輸相は、国鉄の特急・グリーン・寝台料金などの平均32.2%値上げを、運輸審議会の答申に基き、申請どおり認可した。
九州で初の福岡市の地下鉄建設起工、第1期工事は1号線室見〜砥園駅間(8.5km)、2号線中洲川端〜呉服町問(0.5km)計9km。11/12
‘天皇列車爆破計画’を起訴 11/14
東京地検は「東アジア反日武装戦線」‘狼’グルーブの天皇特別列車爆破計画で、人道寺将司(27)ら3人を殺人予備罪と爆発物取締罰則違反で追起訴。昨年8月14日、那須帰りの東北本線特別列車を荒川鉄橋に爆弾を仕掛けて爆破しようと計画に着手したが、当日、現場に人通りがあったため中止したというもの。
大道号らは一連の全業爆破事件の容疑者として逮捕、起訴されている。
衣浦臨海鉄道半田線(東成岩〜半田埠頭問3.4km)が開業。11/15
紀勢本線(紀伊田辺〜芳養間3.5km)の新線完成、複線運転へ。11/15
年末臨時給要求で私鉄大手が始発からストに入ったが、4万円積み上げで妥結。午前7時スト中止
11/16
奈良線京都〜桃山間(7.2km)の自動信号化が完成。1904年甲武鉄道(現在の中央本線)の第1号から71年ぶりに1万km突破。11/18
運輸省,公共輸送網整備計回策定で宮城県につぎ広島県にも委員会発足。11/18
国鉄,新幹線など2292本の年末年始臨時列車ダイヤ発表。11/19
上越新幹線妙見トンネル(1440m)が貫通。11/19
特急,急行,グリーン,寝台等の料金改訂(平均32.2%値上げ)
11/20
国鉄総裁、国労・動労にスト権スト中止を申入れ
11/20
常磐線平〜岩沼間(133.7km)の自動信号化使用開始。11/21
公労協共闘委スト突入指令 11/22
近鉄大阪線完全複線化 11/23
近鉄は大阪線。西青山〜東青山間の新青山トンネル(複線型5、652m)と、前後の計8.2kmの複線を使用開始、上本町〜伊勢中川間109kmの複線化が完成した。
特急「白根」から157系電車が引退 11/24
国鉄再建問題懇談会で国鉄が初めて「再建案”概要”」提出。11/25
つばさ電車化 電機の補機も廃止 11/25
奥羽線時刻改正。上野〜秋田間特急気動車「つぱさ」2往復電車化(所要7時間35分)
奥羽線羽前千歳〜秋田間206.8kの工事が完成。これにより従来181系気動車を使って運転していた「つばさ」を485系特急に置換え、最高で20分の短縮を実現
この開業に先立ち車両は新製されず、東北地域の車両などから捻出で対応、翌年耐寒耐雪装備を強化した1000番代を投入、なおこれにより「つばさ」に投入された当初の車両ははるばる九州の長崎佐世保電化開業用として転出〈当時はこのような配転は当然であった。)
仙台〜秋田間を間合い運用の特急気動車「あおぱ」1往復廃止、急行〈きたかみ)に格下げ。
公労協が「スト権スト」に突入11/26
→関連
3公社5現業のスト権奪還をめざす公労協の統一ストで、国鉄はほぼ完全ストップ、公営交通も時限スト。
25日夜行から国鉄ダイヤは全線マヒ。ストは12月4日午前0時まで192時間おこなわれ、国鉄史上最長となる。
閣僚協専門委員会懇談会「スト権意見書」(スト権全面否認)
11/26
最高裁、国労の臨時組合費徴収訴訟で「違法スト」目的の組合費強制徴収も可能とする判決
11/27
政府、長期ストによる生活物資不足、値上がり防止のため「生活物資等確保緊急速絡本部」(本部長・福田副総理)発足、道路運送法に基づく運送命令発動。
11/29
政府、スト権問題に関する方針発表 12/1
三木首相記者会見、「スト権問題に対する政府の基本方針」を発表(違法ストの中止、専門懇意見書の尊重など)
総評、政府方針に反論 12/1
政府、臨時閣議で5項目から成る「三公社五現業職員の労働基本権についての基本方針」を決めたが、労組が反対、スト収拾ならず。
運輸審議会、大手私鉄の値上げ答申、13日から実施。12/2
国鉄、スト権ストにより客貨減収337億円、影響人員5090万人と発表(正午まで)。
12/3
スト権スト、192時間ぶりに中止。
12/4
このストライキにより、運休列車18万本、減収額338億円、影響受けた人、延一億五千万人、滞貨368万トン
これによって得られたことは、貨物輸送は鉄道は全く頼られていなかったという事実であり、当初自衛隊による貨物輸送も考えられたが結局肩透かしに終わるという結果となり、その後組合はその力を徐々に失ってゆくことになる。
衆議院社会労働委員会スト権問題を論議。三木首相、ストの処分は当然と言明
12/5
鉄道新線建設促進全国協議会(会長代理・堂垣内北海道知事)、1976年度鉄道新線予算の増額など4項目を決議。運輸、大蔵両省に要望。
12/5
運輸省の新交通システム設計検討委員会(八十島義之助委員長)、中量軌道輸送システムの一般設計基準決める。
12/9
運輸省、札幌市地下鉄の値上げ認可、20日実施。 12/9
天北線(廃線)中頭別駅が落成。 12/10
神戸・山陽電鉄が値上げ申請。12/12
政府、イラン政府から要請のあった約1000kmに及ぶ新幹線級の鉄道建設基本計画作成への技術協力を閣議了承。12/12
室蘭本線で最後のSL旅客列車走る。 12/14
国鉄最後の蒸気機関車けん引旅客列車(225列車),室蘭〜岩見沢問運転
蒸気機関車はC57135で、現在は東京神田の交通博物館の屋内で永久保存されている。
関西の国電にもシルバーシート登場 12/15
新快速・快速を除く、(東海道・山陽本線、大阪環状線、関西本線、阪和線、片町線、桜島線)
当局、国労・動労に対し、スト権ストの損害賠償請求の方針を決定
12/16
奈良線正本〜本津問(7.4km)の自動信号化完成で、全線(京都〜木津問34.7km)が完成。
12/19
関東でもシルバーシート拡大 12/20
(中央・総武緩行線、常磐快速・緩行線)
近畿日本鉄道烏羽線(宇治山田〜鳥羽間13.2km)の全線複線化が完成、使用開始。
12/20
西日本鉄道天神大牟田線 シルバーシート設置
12/20
京成電鉄・京成上野駅の改良工事が完成、使用開始。
12/21
日本航空が開発を進めていた超高速地表輸送機関の実験第1号機「JAL‐HSST」が完成、日本初の吸引式磁気浮上リニアモーター駆動による走行テストに成功。
12/23
国鉄、経営の抜本的刷新をめざし、「国鉄経営刷新委員会」(委員長・藤井総裁)設置。12/24
夕張線に国鉄最後のSLけん引による貨物列車(D51241号機)運転。12/24
「国鉄経営刷新委員会」設置 12/25
準鉄道記念物に指定 12/25
D51488号機関車 米子駅構内
石北本線【駅→信号場(仮乗降場)】上越(のち仮乗降場扱いも停止)
12/25
老朽化著しい157系電車を使用中の臨時特急「白根」は183系に置換え
12/27
藤井国鉄総裁、「今後の国鉄経営」・「姿勢を正すための緊急措置」(国鉄再建計画)を運輸相に提出
12/28