宮田線貨物支線を廃止 7/9
磯光〜菅牟田間2.2kmで、新菅牟田・菅牟田両駅も廃止。
参院選で国鉄関係2氏当選 7/10
全国区で,もと国鉄常務理事・自民党・伊江朝雄氏(56)、国労副委員長・社会党・穐山篤氏(50)が当選・両氏とも初出馬だった。その後、伊江派では公選法違反容疑で駅長クラスの逮捕者が続出。
東北新幹線上野取経由ルートの測量開始 7/13→9/2
国鉄は東北新幹線の駅を上野にも設置してほしいという東京都台東区案調査の一環として、台東区ルートの測量を始め上野駅設置の可能性が強くなった。
近畿日本鉄道伊賀線 単線自動化およびATS使用開始
7/14
国鉄がグリーン・A寝台料金の値下げを発表 7/16
磁気浮上実験車(リニアモーターカー)宮崎実験線で走行実験開始
7/16
宮田線【路線廃止】磯光〜菅牟田(-2.2km) 【駅廃止】(貨)菅牟田
7/20
リニアモーターカーが自力走行 7/26
宮崎県日向市に設けられた国鉄のりニアモーターカーの実験線では6月から走行テストを続けていたが、この日から50〜70km/hの自力走行を開始した。浮上走行は9月以降の予定。
名古屋鉄道豊田線梅坪〜赤池間開業 7/29
近畿日本鉄道 菜畑〜南生駒間複線化 7/31
小田急 本厚木駅〜新宿駅間で急行の10両編成運転を開始
7/
遠州鉄道西鹿島線
遠州貴布禰駅を浜北駅に、北浜駅を北浜中学校前駅に改称
8/1
鹿児島本線 【複線化】伊集院〜薩摩松元間 8/4
有珠山噴火で胆振線不通 8/7
9時10分ごろ、洞爺湖畔の有珠山が大噴火、胆振線・伊達紋別久保内間の線路上にも火山灰が10cm近く積もり、伊達紋別新大滝間を運休。その後も噴火と地震が続くため、当分、運転を見合わせた。
東北新幹線のレール締結式 8/10
総合試験線(埼玉県久喜市〜栃木県石橋町)42.8kmの軌道工事が完成、小山駅構内でレール締結式が行なわれた・電気関係工事などが残っており、961形試験電車による走行試験は53年春から。
国鉄が貨物合理化案を発表 8/18
貨物取扱駅(51年度末1、569駅)を52年度180駅、53年度96駅、計276駅減らし、54・55年度も約300駅を集約。ヤード(同220カ所)も53年度までに26カ所、55年度目標に約40カ所統廃合など。
貨物列車の設定キロは51年54万kmを53年10月改正で約45万kmとし、機関車300両、貨車15、000両も縮減。
大阪の〜泉北高速鉄道全通 8/20
南海高野線と相互直通運転の大阪府都市開発鰍フ泉北鉄道線(通称泉北高速鉄道)、栂・美本多一光明池間1.9kmが開通、中百舌鳥光明池間12。1kmの全線が完成した。(当初は和泉中央の延伸計画はありませんでした。)
国鉄がグリーン・A寝台の値下げ申請 8/22
利用率の低い特急・急行列車用グリーン料金とA寝台料金を、ほば51年11月の大幅値上け前の水準に戻そうという異例の措置。9月20日から実施の見込み。
51年度決算と国鉄監査報告書発表 8/29
51年度も赤字9141億円、運賃値上げによる再建は困難になった。
ハイウェイバス値上げ 8/29
国鉄の東名・名神・中国ハィウェイバスはじめ、これらの高速道路を定るバス運賃が一斉に値上げ。同時に〈ドリーム〉号のバス指定券は500円(従来は300円)となった。
富山地方鉄道射水線
富山駅前駅への乗り入れ開始 8/31
寝台特急置換えでサービスアップ 9/1
東海道・山陽・九州線20系客車でデピューした特急「安芸」は。昭和52年9月1日下関発、同月2日新大阪始発から24系25型寝台車に置き換えられて二段寝台となり、乗客サービスの向上が図られた。
新幹線上野駅設置きまる。 9/2
東京・台東区長らに上野地下駅を含む東北新幹線ルート案を提示、ルート変更は決定的になった。
動労委員長に林大鳳氏 9/4
定期全国大会で役員改選、委員長に林大鳳・大阪地本委員長が返り咲き、副委員長は中江昌夫(前書記長)・副田一雄(前財政部長)、書記長に青木実蔵(前組織部長)各氏と三役を一新した。
胆振線の運転開始 9/4
8/7の有珠山噴火以来、伊達紋別〜久保内間の運転を見合わせていたが、一部の運転を再開
国労が「解雇ゼロ」の春闘処分
9/10
国労・動労・全動労の三組合員3398人に戒告以上の処分をしたが、8年ぶりに公労法違反の解雇なし。
国労は「ストと処分の悪循環を断ち切るもの」として評価。
動労は一部で12日に順法闘争を行い抗議
(近鉄東大阪線) 東大阪生駒電鉄設立 9/16
北見トンネル開通式 9/18
北海道・北見市内の石北本線を地下トンネル化する2.1kmの連続立体化交差化工事が完成、9ヶ所の踏切が廃止された。地下方式による連続立体化は全国で初めて
グリーン車値下げ 9/20
国鉄特急・急行列車のグリーン料金,A寝台料金を約30%値下げ
伊江派選挙違反で三部長起訴 9/20
参院全国区・伊江朝雄議員(元国鉄常務理事)派の公職選挙法違反容疑で大鉄局・副総局の総務部長、金鉄局の営業部長が起訴された。三部長は22日付で更迭。
逮捕された駅長・助役クラスについては、’上命下服’の弱い立場だとして起訴猶予となった。
→この事件を見ていると昨年の高祖元参議院議員(前近畿郵政局長)の選挙違反とまったく同じ構図であることに驚きを禁じ得ません。
寝台特急置換でサービスアップ 9/25
東海道・山陽・九州線持急「あさかぜ」2往復のうち、「下関あさかぜ」は9月25から,9月28日には下り列車が24系25形2段寝台車に置き換えられた。
また運用を共通にしている特急「瀬戸」も26日東京発から20系が24系25形客車に置きかえられて3段寝台が2段寝台化され,モノクラス車となった。
この時から,両列車に連結されていた食堂車の連結は見送られ,全編成が「B寝台車」となった。
これで,特急「安芸」用の寝台車を含めて91両が新製投入された。
冬の〈ひかり〉運休など発表 9/26
国鉄は52年冬の‘安全輸送対策’として、1月10日から2月末まで新幹線やエル特急の一部運休をきめた。
東北通勤新線建設を発表 9/30
国鉄は、埼玉県新幹線対策協議会の畑埼玉県知事に「東北新幹線の大宮から北は地質が悪く(地下ルートはとれず、高架式にして110km/h以下で運転。また赤羽大宮間約17kmの新幹線東側に通勤新線を建設する」と回答。通勤新線は東北新幹線と同じ、55年度開業をめざす。畑知事は賛成の意向
羽越本線 【駅名改称】温海→あつみ温泉 10/1
京都市電部分廃止。10/1
京都市交通局の河原町線の洛北高校前〜七条河原間6.2km、七条線の西大路七条一七条河原間2.9km、鳥丸線の七条鳥丸〜京都駅前間0.2kmの計9.3kmを廃止。(営業は9月末まで)これにより残存区間は6線区23.6kmとなったが、53年秋には全廃される予定。
都電荒川線で一部ワンマン化 10/1
62両のうちをワンマン化当面はワンマン。ツーマン併用だが、来春にはワンマンに統一される。同時に朝のラッシュ時を中心に増発
加越能鉄道新湊線 新湊〜越ノ潟間が復旧
10/1
富山地方鉄道 高岡市庁前駅を本丸会館前駅に改称
10/1
首相が東北・上越新幹線大宮開業案 10/8
福田首相は国土庁に対し、地域住民の反対で難航している東北・上越新幹線東京〜大宮間は棚上げし、大宮始発で暫定開業してはどうかと発言。国鉄は不便でムダが多いと強い難色を示す。
日豊本線【複線化】中山香〜大川司(信号場) 10/9
羽越本線 【複線化】五十川〜小波渡 10/18
国労・動労、高木総裁と会見、スト権付与の明確化を申入れ
10/19
東武鉄道東上本線 みずほ台駅開業。東松山駅〜森林公園駅間複線化
10/21
公共企業体等基本問題会議、労使の意見聴取開始
10/24
国鉄久留米駅事件差し戻し審判決 10/26
国鉄運賃法改正案を衆院運輸委で可決 10/28
国鉄運賃の法定制を緩和する国鉄運賃法改正案は、政府原案にあった運輸相認可で値上げできる幅を縮小する修正のうえ衆院運輸委の自民、民社、新自ク3党の賛成可決。修正案によると、前年度経費に物価上昇率を掛けた額の範囲内で運輸相が認可できる。法律の施行日も3月31日に修正され、52年度内値上げはなくなった。
国鉄が民営・分割に反対 10/31
国鉄は、公共企業体等基本問題会議で,民営・分割論は非効率と表明。政府の総合的な運貸・投資政策のもとで輸送網全体の体質改善を急ぐと述べた。
関西本線 長島〜桑名間複線化 10/31
京阪電気鉄道 交野駅を交野市駅に改称
11/1
国労・動労が早朝スト 11/4
国会で審議中の’国鉄’’健保’両法案に反対する春闘第一波闘争。新幹線、東京〜大阪のローカル線の一部が始発から7時までストップ。
新幹線12憶人輸送達成 11/6
39年10月の東京〜新大阪間開業以来、13年1カ月余り4,785日目。11億人輸送達成の2月1日から278日。
東急田園都市線と新玉川線の直通運転開始
11/6
新幹線ビュフ工の立入り検査 11/7
県衛生部が県内通過の〈こだま〉上下4本を対象に営業車内で実施・食品衛生法に基づくもの。チャバネゴキブリはじめ汚れが目立ち、国鉄と業者に改善を求める方針。
機関車不足で、減車 11/8
奥羽線福島一米沢間の冬季対策に関して特急「あけぼの」は同区間の補助機関車の捻出が困難なため,やむなく・「B寝台車」2両を減車することになった。
紀勢本線 切目〜印南間複線化 11/15
動労千葉地方本部、成田空港航空燃料の貨車輸送に反対する全国総決起大会で順法闘争の方針を表明
11/20
国鉄、53年大学卒業予定者の本社採用試験結果をまとめる。事務系合格者21人中10人が運動部員
11/21
国労・動労、’国鉄’’健保’両法案に反対で2時間スト
11/24
’国鉄’’健保’両法案等審議未了で廃案
11/25
新幹線上野駅設置決まる 11/26
東北・上越新幹線東北・上越新幹線に上野地下駅を新設することが正式に決められた。
さらに東京駅始発が実現するまでは、上野駅を始発駅とすることも決められた。
地下鉄半蔵門線の1mあたりの建設費は2110万円で、昭和26年着工の丸の内線の約12倍と新聞に
11/29
高松琴平電気鉄道 今橋工場跡地に今橋検車区を開設。瓦町検車区を廃止、留置線化
11/
釧路開発埠頭西港線 新富士−西港(釧路西港オイルターミナル)開業
国鉄が成田空港関係の輸送計画を発表 12/2
53年3月30日開港ときまった成田空港へ、ジェット燃料を貨車輸送し、旅客関係は、東京〜成田間などに快速を増発、成田駅〜空港間の国鉄パス輸送など。
動労減速闘争で混乱 12/3〜5
成田空港へのジェット燃料貨車輸送計画に反対する動労は、総武本線で減速闘争。5日夜は運転士乗継ぎの混乱で、一時、電車は全面ストッブ、乗客の投石などもあって混乱した。
地下鉄50周年記念式 12/6
営団地下鉄は、12月30日が前身の東京地下鉄道の上野〜浅草間開業以来50年にあたるので記念式を挙行。銀座駅では、東京地下鉄道の創始者、故早川徳次氏の胸像除幕式があった。
50円の記念切手2種類も発売。
国労・全動労・全施労、特退問題で公労委に斡旋申請
12/8(動労は14日)
国鉄関係法案が成立 12/9
実質審議抜きのスピード処理。運賃法定制緩和と投資条項改正
国鉄運賃法および国鉄法の一部改正法案成立(53年3月31日施行)
12/9
気仙沼線前谷池〜気仙沼間全通 12/11
石巻線【i一部変更】陸羽線→東北線 12/11
「上野地下駅」認可 12/12
福永運輸相は東北新幹線の上野地下駅新設と、それにともなうルート変更など、工事実施計画の変更を国鉄の申請どおり認可。
紀勢本線和佐〜道成寺間複線化 12/13
日本経済調査協議会、国鉄は自主的経営可能な規模への地域分割が望ましいと「国鉄分割論」を提言
12/14
成日空港へ新高速鉄道計画 12/16
田村運輸相は川上千葉県知事との会談で、行き詰っている成田新幹線を凍結し,新高速鉄道を建設する構想を説明,合意を得た。東京駅から成田新幹線ルートで越中島へ出、営団地下鉄有楽町線(8号線)の延長予定ルート、京成押上〜高砂間、北総開発鉄道を経由して印旛松虫に達し、成田新幹線ルートで空港を結ぶもの。約70km、40〜50分の高速電車を運転するブラン。
東京急行電鉄東横線
多摩川園前駅を多摩川園駅に改称 12/16
超電導浮上テスト成功 12/17
国鉄の宮崎浮上式鉄道実験センターは、3.1kmの実験線で、超電導方式リニアモーターカーの公開テストを行ない、最高時速204km/hの浮上走行に成功した。今後、300km/h〜500km/hをめざす。
国鉄が”雪ダイヤ”発表 12/18
1月10日から2月末まで,雪害による慢性遅れをなくすため、新幹線を最高運転本数の21%カットするのをはじめ、在来線の一部も待急・急行の運休や減車を実施。
大井川鉄道がスイスと縁結ぴ 12/19
SL動態保存につとめる大井川鉄道は、スイスの山岳SL鉄道であるブリエンツ・ロトホーン鉄道と「姉妹鉄道」になった。
公労委、特退問題で「勧奨年齢58歳」の斡旋案を提示、労使受諾
12/22
紀勢本線 和佐〜道成寺間複線化 12/13
(近鉄東大阪線) 近鉄 長田〜鉄軌分界点間の軌道事業特許、鉄軌分界点〜生駒間の鉄道事業免許を東大阪生駒電鉄へ譲渡認可
国労・動労第2波早朝スト 12/24
4日とほぼ同規模だが、新幹線は平常運転。
「国鉄運賃法改正案」が廃案 12/25
臨時国会最終日に”健保”などの重要法案とともに流産,国鉄財政建直しはまた振出しに。
52年度収入不足は4千億円余の見込。
国鉄が上野地下駅建設を申請 12/26
東北・上越新幹線の東京都内ルートを一部変更、上野地下駅の建設を正式に決め、田村運輸相に工事実施計画の変更認可を申請。
56年春開業をめざし、暫定的に上野駅始発となる見込。
阪神電鉄
全線を軌道法に基づく軌道から地方鉄道法に基づく鉄道に変更
12/27
運輸大臣に福永健司氏 12/28
福田改造内閣スタート。福永氏は埼玉5区選出 衆院議員。67歳。
国鉄6月に14%値上げへ 12/28
53年度予算の政府案がまとまり、国鉄運賃・料金値上げが盛り込まれた。早ければ6月から14%アップ。値上げと5,401億円の政府助成を得ても、8,107億円の赤字になる時い見通し。
「国鉄再建の基本方針」を閣議了解 12/29
44年以来、48年、50年に次ぐ4回目の再建計画で、「53・54年度中に所要の対策を確立して健全経営をめざす基盤とし、収支均衡、の回復は”50年代達成”」が目標。具体的な施策は、
@都市間旅客輸送と大量定形貨物輸送中心の企業的経営、
A不採算部門の見直し
B通勤・学生定期など運賃。割引の全般的見直し、など。