人民電車事件

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昭和20年代 用語解説
人民電車事件
昭和24年6月10日、国鉄神奈川車掌区の労働組合(国労)を中心に、新交番制反対などに抗議する目的で、国電ストが行われた。
  この闘争の特徴は、「人民電車」として電車先頭部にペンキで白書した電車を無断で運転し、かつ乗客を無賃乗車させたものである。
 電車の窓からは、赤旗をなびかせて走行したと言われている。

 その後関係者は、業務妨害罪、電車往来危険罪で関係者が起訴された。求刑は懲役4年から1年6月だった。関連→昭和33年

 当時の労働運動は、共産党を中心に行われた運動が多く、また、GHQは、それまで非合法であった共産党を正式な党として認めたこともあり、共産党もGHQを解放軍と認識していた時代でもあった。

冷戦前のわずかな米ソの蜜月時代ともいえる。 

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