伊予鉄道横河原線 北久米駅、田窪駅(2代)開業
1/1
旧ビスタカー復旧 1/7
昨年11月12日、河内国分駅で準急に追突大破したビスタカーT世、モ10007は貫通式に改造されて出場、モ18200系と組んで運用される予定
湖西線、鍬入れ・起工式挙行 1/12
先月28日に運輸省の認可を得た鉄道公団建設の湖西線は、大津市で鍬入式及び起工式を挙行。江若鉄道との競合部分は、買収交渉が完了次第着手されるが、全線完成は47年3月の予定。複線電化方式で、交直切替は湖北の塩津付近で車
上切換を行なう計画
上野駅改良工事起工式挙行 1/12
上野駅の改良工事が着工されたが、同駅は35年前に建設され、常磐線と東北線の立体交差部分で、地平線の出入列車が平面交差し、列車扱いが極度に行きづまっていたものである。
工事は
- 地平の旧手荷物専用ホームを旅客ホームに改造、高架ホームをこれにかぶせて、地平8線、高架12線の計20線(現在17線)とする。
- 在来ホームの拡幅・延長を行なう。
- 鷺谷付近に常磐線の地平出入線を新設、常磐線の発着を地平・高架併用とする。
- これにより原則として、上野発の特急・急行は地平ホーム発、ローカル列車は高架ホーム発とし、長距離ローカル客の錯そうを分離する。
- 公園口から高架各ホームに延びる連絡こ線橋を地平各ホームの上にまで延長、通路〜ホーム間はエスカレータで連絡する。
- 地下連絡通路は地平改札口の直上をチューブ式の中2階通路で浅草口へ延長、現在の地平改札口を利用する流れと立体交差させる。
なおこれらにより、列車の発着能力は約2倍に、駅内流動は大幅に改善される。
三河島の貨物線使用開始 1/15
三河島事故の第一のきっかけとなった三河島〜南千住間の常磐線と、田端〜隅田川間の平面交差を解消するため、同区間の海側に貨物専用線が一線平行の形で増設された。関連三河島事故37/5/3
大阪市交通局4号系統廃止 1/15
路面電車廃止計画の一環として、4号線(あべの橋〜京阪東口〜肥後橋間)の運転を廃止、同時に天王寺運輸事務所(霞町車庫、現在のフェスティバルゲート付近)も廃止された。
武蔵野西線に工事施行認可 1/20
運輸省は鉄道建設公団が認可申請した武蔵野西線(浦和〜稲城間30km)の工事施行について認可を行なった。同線は東京外環状線の一部をなすもので、すでに武蔵野東線(浦和〜松戸間)と小金線(松戸〜船橋間)は着工されており、近く武蔵野南線(稲城〜川崎間)も認可申請を行なう予定。なお武蔵野西線は浦和から東武東上線北朝霞(新設)・新座・東所沢・西武池袋線新株山・新′ト平・国。
鉄中央線西国分寺(新設)・北府中・国鉄南武線府中
本町を結んで稲城に達する予定で、46年度完成の計画
阪本線も工事施行認可 1/20
運輸省は鉄道建設公団が申請した阪本線(五条〜阪本間22.5km)中未認可となっていた城戸〜阪本間11.1kmについても工事施行を認可。同線は阪神と南紀を短絡する計画の一部で、将来十津川沿いに新宮まで延長される予定。
新有田川橋りょう完成 1/20
紀勢本線複線化工事の一環として計画されたもので、紀伊宮原〜藤並間の有田川の横断を、旧線の直角横断をやめ、斜め横断の複線を新設、とりあえず上り線を使用、同区間の上下列車を新線に切換えた。下り線使用開始は8月の予定
猿猴川橋りょう完成 1/20
老朽化した山陽本線広島駅西側の猿猴川橋りょうは、旧橋りょうの両側に別々に上下新線を建設、下り線はすでに使用を開始していたが、今回上り線も切換えたもの
水戸線で電機の試運転実施 1/20
電化工事を進めている水戸線小山〜友部間は、2万X交流による電化工事を完了、交直両用電機EF80による試運転を実施。24日からは練習運転。なお電機は2月1日から一部営業列車をけん引、403系交直両用電車による営業は3月20日から、真岡線直通を除き、一斉に電車化。
盛線、中村線のエ事実施計画認可 1/31
運輸省(現・国土交通省)は鉄道建設公団が提出した盛線(釜石〜盛間43キロ)中、綾里〜三陸間(7.6km)と、中村線(土佐佐賀〜中村間22.5km)中、浮鞭〜中村間(11.7km)の工事実施計画を認可。前者は新線計画の久慈線、着工中の気仙沼線と結び三陸縦貫鉄道を形成するもの。後者は宿毛線と結び四国西部循環線を形成するものである。関連キーワード→三陸鉄道・土佐くろしお鉄道
上田丸子電鉄(株)、丸子線の廃止を運輸省(現国土交通省)に申請
1/
水戸線 小山〜友部間交流電化完成 2/1
電化工事の完成した水戸線では、3月22日の全面時刻改正に先行して、貨物列車12本の電機けん引を開始。
駅名改称 2/1
常磐線公園下(仮降車場)→偕楽園(仮降車場)
紀勢本線 南広信号場〜湯浅間複線化 2/8
711系電車第1陣北海道入り 2/8
北海道初の国電として日立製の2両が札幌運転区に到着、汽車製の2両は12日到着。
国鉄山陽新幹線3区間の工事認可申請 2/8
山陽新幹線は新大阪〜同山間165km中、新大阪〜大阪市加島町間、神戸市内〜相生撮市内間、岡山市〜同市中島田町間の計約64kmの最終ルートの決定を終り、岡山新駅とあわせ、運輸大臣に工事の認可申請。
北陸鉄道 全線廃止 2/11
京葉線にエ事認可 2/13
運輸省(現・国土交通省)は鉄道建設公団が申請した京葉線(塩浜〜木更津間104km)建設実施計画中、塩浜操駅〜品川ふ頭間(11.1km)に対し工事認可を
行なった。同区間は全長の73%・7.9kmがトンネルでその中3キロが水底部をくぐる難工事、甲線、電化複線、50kmレール、PC枕木を使用。主要道路とはすべて立体交差となる予定。
地下鉄9号線 綾瀬〜日暮里間起工式挙行 2/13
営団建設の9号線(綾瀬〜代々木上原間32km)は、その一部綾瀬〜日暮里間(7.6km)の起工式を千住新橋わきで挙行。
私鉄大手16社 ATSの緊急取りつけ計画を運輸省に提出
2/15
鼠ヶ関トンネル貫通 2/15
羽越線複線化の一環として掘削中の鼠ヶ関〜小岩川間の鼠ヶ関トンネルが貫通。同トンネルは複線形としては同線最長のもの。43年10月使用開始予定。
駅名改称 伊予鉄道 松山駅前→国鉄駅前、同一番町→大街道
2/15
伊予鉄道郡中線【駅新設】 鎌田 2/15
明治大学入試、入試阻止派の学生が御茶ノ水駅構内に座り込みを行い、ラッシュ時の国電が止まる。
2/20
伊勢崎線 曳舟〜鐘ヶ淵間高架化 2/21
東武鉄道では都心部の踏切解消のため、曳舟〜鐘ヶ淵間(2.3km)のうち下り線を一先ず高架化したが、上り線も完成。
同区間の踏切12カ所を完全に解消。なおこれに伴い曳舟・玉ノ井両駅は高架駅となった。
鹿島線・瀬戸線に工事認可 2/23
運輸省は鉄道建設公団が申請した鹿島線(水戸〜佐原間69.6km)と瀬戸線(瀬戸〜稲沢間30km)の工事実施計画に対し、前者には全線、後者には高蔵寺〜勝川間(10km)の中央西線併行部分に対し工事認可。前者は鹿島灘沿いに常磐線水戸と成田線佐原を直結するもので、霞ケ浦をまたぐ北浦鉄橋(1,232m)から着工。乙線、非電化単線、また後者は岡多線瀬戸から一部中央西線とラップしながら名古屋市を避けて稲沢に至る短絡線で、中央・東海道・岡多・瀬戸各線の電車基地も、同線と中央線がラップする神領にあわせて建設される。
東京駅鉄道会館12階建に 2/23
東京駅八重洲口は29年10月6階建の民衆駅としてスタートしたが、もともと12階建で承認されていたもの。
複線化 2/25
近畿日本鉄道 高田市〜橿原神宮間
同区間は昭和4年複線として建設され、戦時中、尺土〜橿原神宮間を鉄材供出で単線化、戦後、尺土〜高田市間のみ複線に戻していたもの。これにより南大阪線は阿倍野〜橿原神宮間全線が複線に戻ったことになる。
東市来〜鹿児島間 複線化起工式挙行 2/25
鹿児島本線の最大のネックといわれている、同線最南端の東市来〜鹿児島間(26.4km)の複線化工事起工式が挙行された。これにより同線約400キロ中70%の280kmが複線化されることとなる。完成は昭和46年9月の予定。
複線化 2/27
東北本線 見田〜越河間
東北本線福島〜岩沼間はあと5区間の未複線化区間を残しているが、
本年10月までには全部複線化、上野〜盛岡間が完全複線となる。
西日本鉄道天神大牟田線 大善寺〜三潴間、大溝〜蒲池間複線化
2/
土讃線、CTC導入 3/1
多度津〜阿波池田間にCTCを導入
特急気動車「北海」新設 3/1
函館〜旭川・釧路間特急気動車「おおぞら」の旭川編成を分離、小樽経由とし,函館〜旭川間。6時間55分運転。函館線経由としては初の特急となった。
途中停車駅は長万部・倶知安・小樽・札幌・岩見沢・滝川の6駅
自動車輸送専用貨物特急登場 3/1
国鉄物資別輸送の花形ク5000形を使用した特急貨物が、遂に新鶴見〜百済間に登場。
阪急千里山線開通 3/1
千里ニュータウンへ乗り入れる阪急千里山線の延長工事(南千里〜北千里間3.4kmを複線電化)、同時に千里線に改称。新千里山駅を南千里駅に改称。着工から14ヶ月で延伸というスピード工事であった。
国鉄
山陽新幹線の新大阪〜西宮間の最終ルートを決定、運輸省に報告 3/3
新婚専用列車「ことぶき号」宮崎へ出発 3/3
紀勢本線 下津〜加茂郷間複線化 3/3
山陽新幹線全ルート決定 3/3
最後まで地元との利害関係で決定のおくれた山陽新幹線大阪市内〜芦屋市間(15km)は、六甲トンネルの取付部まで高架で建設することを地元が了承、運輸大臣に認可申請した。
伊予鉄道郡中線 【駅新設】古泉 3/9
宇高第3舶起工式挙行 3/10
宇高航路の新船取替を実施中の国鉄は、第3船(船名「阿波丸」の予定)を三菱重工下関造船所に発注、起工式を孝行した。竣工9月末の予定。
青函トンネル遂に海底に到達 3/10
本州と北海道を寝たままで結ぶ、文字通りの夢の海底トンネル掘削工事は、北海道側渡島吉岡駅附近から14度のこう配で津軽海峡の海底へ向け、調査斜坑を掘削中であったが、遂に延長1、210mで海底部に達し、今度は水平に本州側へ向って掘り進むことになった。なお水平坑の掘削にはスイスから購入したボーリングマシンがいよいよ威力を発揮する予定。
東北線の地すべりの脅威解消 昨夏大規模な地すべりで大混乱を起こした東北線浅虫〜野内間は、金山が再び地すべりを始めたため、地すべり地帯の裏側に掘削中の浅虫トンネル(1、510m)を含む新線を予定より1週間早く使用開始した。なお同トンネルは東北線複線電化工事の一環として進められていたもの。
新横ケ根トンネル貫通 中央西線複線電化工事の一環として武並〜恵郷間に掘削中の新槙ケ根トンネル(2、766m)が貫通した。
東海道新幹線16番線ホーム完成
3/10
新幹線東京駅18番線使用開始 新幹線東京駅(新大阪は4線)は、将来の増発、列車種別発車ホーム区分の実現のため、16番線を増設、これと同時にホームとも70m伸延、16両運転も可能となった。
これにより、「ひかり」18、19番線、「こだま」16、17番線に分離
紀勢本線初島〜下津間複線化 3/11
天塩康砿鉄道閉鎖を発表
不況にあえぐ炭鉱業界は閉山が相次いでいるが、北海道天塩炭鉱鉄道は経営不振のため、住吉炭鉱と日新炭鉱及び鉄道を閉鎖すると組合側に通告。
紀勢本線 紀伊由良〜南広間複線化 3/14
横浜市営地下鉄に認可答申
尾西線複線化申請
名古屋鉄道では年々輸送量の増加する尾西線新〜宮一弥富間の複線化を決定、名古屋陸運局に申請。
山陽新幹線 新大阪〜岡山間起工式赤穂市で挙行 3/16
山陽新幹線全線建設工事鍬入、起工式挙行 46年春完成の予定
鹿島線建設工事鍬入起工式挙行
先月23日工事認可のあった鹿島線(水戸〜佐原間)は鉄道建設公団の手によりいよいよ着工の運びとなった。
旧京都市電のちんちん電車運転開始
上総湊〜館山間自動信号化 3/16
保安近代化と輸送力増強を進める房総西線は上総湊〜館山間の信号自動化を完成、これで蘇我〜館山間はすべて自動式に統一。
臨時気動車特急「雷鳥」運転 3/18
上野〜金沢間の気動車特急「はくたか」の金沢滞泊時間を活用した間合い運用で金沢〜大阪間に臨時気動車特急「雷鳥」が週末に運転された。同区間を3時間49分で走行
多摩「こどもの国」へ新線計画
横浜市港北区と東京都町田市にまたがる「こどもの国」に、国鉄横浜線長津田駅から電車を通す計画を審議中の運輸審議会は、3月22日免許を答申したので、近く大橋運輸相が正式に許可する。
電車化 水戸線小山〜友部間(50.2km)
新駅開業 羽田整備場前
東京国際空港の整備場地区への通勤者輸送のため。
京浜急行電鉄特急最高速度を105km/hに引き上げる
3/19
高山本線【信号場開設】 白川口〜下油井間に鷲原信号場
3/19
阪急神戸線夙川〜御手洗川間高架化完成 3/21
同工事は西宮市内の整備を目的としたもので、8ヶ所の踏切が立体化。
鹿児島本線 【複線化】荒尾〜南荒尾間 3/23
紀勢本線【複線化】加茂郷〜冷水浦間 3/24
新駅開業 三ヶ根(さんがね)東海道本線蒲郡〜幸田間
3/24
大阪市営地下鉄2号線(現・谷町線)一部営業開始3/24
大阪駅と天王寺駅を地下で結ぶ市営地下鉄2号線は、東梅田〜谷町4丁目間(3.5km)で営業を開始した。
伊豆箱根鉄道 三島〜修善寺間自動信号化
3/25
葛城山口ープウェイ営業開始 3/26
葛城登山口〜着城山上聞斜長1,420m、51人乗りゴンドラ2両使用
寺崎トンネル貫通 3/28
総武線物井〜佐倉間複線化工事の一環として同区間に掘削中の寺崎トンネル(250
m)が貫通した。来年3月佐倉までが複線となる予定。
開拓使号色彩復元完成 3/29
交通博物館に陳列中の旧幌内鉄道コトク5010〜開拓使号は退色が甚だしいので昨年暮から大井工場の手で行なわれていたもの。
近鉄丹波橋駅開業(旧堀内駅の復活)。伏見駅〜近鉄丹波橋駅〜桃山御陵前駅間復活。ただし1年間は丹波橋・近鉄丹波橋駅の併用となる(近鉄の特急・急行・準急は近鉄丹波橋を、普通と京阪直通列車は丹波橋を使用)
3/29
富山港線 架線電圧を600Vから1500Vに昇圧 3/30
名古屋地下鉄南北・東西両延長線営業開始
3/30
名古屋市営 2号線金山〜栄間開業
奈良電丹波構駅旧線に戻る。 3/31
昭和20年以来京阪電車との相互乗入れのため、旧線を廃止していた奈良電は、輸送量の増加をさばくため、急行・準急を旧線にもどし、旧堀ノ内駅跡に新丹波橋駅を建設、京阪丹波橋とは、66mの長大連絡橋で結んだ。
富山港線1500V化、買収線区の昇圧完了 3/30
国鉄各組合に五万人の合理化案を発表 3/31
釜石線 無煙化 3/
クロ151(181)改造のクロハ181運用開始
4/1
新駅開業 4/1
明塚(あかつか)三江北線石見梁瀬〜粕淵間
光進(こうしん)標津線泉川〜西春別間
平糸(ひらいと)標津線春別〜西別間
駅名改称 4/1
越後交通 寺泊新道→寺泊(てらどまり)
京成電鉄 千葉海岸→西登戸(にしのぶと)
西武鉄道 豊岡町→入間市(いるまし)
釧網本線 網走〜鱒浦間【仮乗降場新設】桂台(かつらだい)
4/1
標津線【仮乗降場→駅】光進、平糸 4/1
井笠鉄道
井原〜神辺間、北川〜矢掛間廃止 4/1
名古屋市営地下鉄4月から延伸 4/1
1号線、東山公園〜星ヶ丘間1.1km、2号線 栄〜金山間3.1kmの計4.2kmを延長開業
大崎電車区一部使用開始 4/3
2階式電車区で注目される大崎電車区の一部が使用開始
赤羽線電車は101系電車8両編成に置換え 4/3
鉄道弘済会労組の販売員ら約3,100人、約1万円の賃上げと労働条件改善を要求し24時間ストに入る。
4/3
閣議、4月1日の南海電鉄事故に関連して、立体交差化・車道拡幅など踏切整備の方針を決定
4/4
営団地下鉄9号線 4/7
御茶ノ水〜大手町間起工式挙行
天皇皇后両陛下(昭和天皇)臨時「ひかり」によるお召し列車運転
4/7
国鉄保有電車10,000両突破 4/10
20両の新車が落成し、国鉄が保有する電車の総数は10,018両となり、世界最高となった
相模鉄道 大塚本町〜電車基地間複線化
4/10
新駅開業 4/15
せんげん台 東武鉄道伊勢崎線大袋〜武里間
名鉄電車神宮前〜呼続間上り高架新線使用開始
4/16
同社名古屋本線神宮前〜呼続間は、名古屋市都市計画の一環として立体化することになり、上り高架が完成使用を開始
中間の堀田駅は当分貨物ホームを改造して仮上りホームとし、下り仮線は従前の上り線を使用する。
社名改称 4/20
小名浜臨港鉄道株式会社→福島臨海鉄道株式会社
複線化 4/25
信越本線 群馬八幡〜安中間
山陽新幹線帆坂トンネル東工区で地鎮祭挙行 4/26
(西工区は5月に着工)
佐久間線の一部に工事認可 4/27
運輸省は建設公団が申請した佐久間線(飯田線佐久間〜二俣線遠江二俣間35km中)遠江二俣〜遠江横山間(13.8km)に対し、工事実施計画の認可を行った。同区間は単線非電化、6月着工の予定。
「石狩丸」「えさん丸」竣工 4/28
「石狩丸」は旧青函連絡客貨船で、昭和32年三菱(神戸)製の「十和田丸」を貨物専用に改造したもの。
貨車搭載能力は18両から一気に48両に改善。
「えさん丸」は1隻で旧来のタグボート2隻分の能力を持つ新鋭船、両船とも5月から就航の予定
湘南新貨物ルート本決まり 4/28
湘南地区の通勤輸送改善を計画中の国鉄は旅客線に使用される現在の貨物線(現・横須賀線)の代替ルートを常務会で決定。
同線は新鶴見操車場(現・信号場)から鶴見を経由、地下に潜って横浜線大口駅北で同線をオーバークロスし、東横線とは地下でクロス、第三京浜国道、相模鉄道をオーバークロスして戸塚駅に達するもので、途中貨物専用の新保土ケ谷を設置、現在線の保土ケ谷・戸塚の貨物扱いは廃止、計画では全長13.7kmのうち、9.1kmが地下部分となる。
こどもの国線開業
4/28
同線は、東急田園都市線長津田〜こどもの国間(3.4km)を結ぶもので、単線電化、東急が受託経営にあたり、平日19、休日36往復運転が行われる。
川崎市営トロリーバス廃止.。
4/30
名鉄、私鉄界のトップを切って名古屋本線全区間にATS-M型の地上設備を完了
4/
万代公共臨港線開業 5/1
新潟地震まで新潟市の流通センターをつとめた国鉄万代駅の壊滅により、新潟県が万代島に貸物設備を再建した。万代公共臨港線は新潟駅から分岐、栗ノ木川を横断し、水産物揚場線を経由万代島先端に至る2.5キロで、県が管理運営する(経費
全額新潟県負担)
鯨崎トンネル貫通 5/5
日豊線複線化工事中の仏崎〜西大分間の鯨崎トンネル(73m)が貫通。(電化複線形トンネル)
万国博乗入れ鉄道問題解決 5/7
1970年大阪で開催される万国博に備え、観覧者輸送のための鉄道乗入れ問題について、大阪府と京阪神急行(現・阪急)の2者が共同出資会社(北大阪急行)を設立、吹田市江坂〜上新田間(5.9キロ)を新会社が建設、その先会場までを万博協会・大阪府・大阪市・阪急が共同負担で仮線を敷設、会期中の運営は阪急があたることで合意。なお仮線部分は場合によってはバスとすることも考慮されている。
着工10月、44年3月上新田まで完成の予定で、万博開会までには営業開始が見込まれている。
新駅開業 信号場→駅 上沼垂(かみぬったり) 5/10
信越本線越後石山〜新潟間、貨物専用駅
今宮駅存続と決定 5/10
湊町地区改良計画の一環として、3月31日限り廃止が決定した関西本線今宮駅は、地元の強い存続運動の結果、正式に存続することが決定。
阪神淀川橋りょう使用開始 5/12
阪神電鉄本線の淀川橋りょうは、堤防より低位置にあり、台風などで水位が上れば線路上の水門を閉じなければならないことで有名な橋りょうであったのを改良
日の丸自動車鉄道線廃止 5/14
日光軌道線廃止? 5/16
東武鉄道では、5月16日付で、「日光軌道線(日光駅前〜馬返間)の運輸営業廃止について」を正式に文書で組合に提案、9月末の廃止を計画
理由として、いろは坂の開通で利用者が激減した事
地元の社寺、旅館から廃止促進の陳情が有った事
バスの方が運賃が安い事
県知事及び市長も軌道線の廃止に賛成な事
以上の理由が上げられている。
小平〜萩山間複線化に着手 5/15
西武鉄道新宿線、小平〜萩山間は、上水線の拝島駅乗入れ完成により輸送量の大幅増大が見込まれるため、先行工事を行なうこととなった。
日ノ丸自動車法勝寺電鉄線 米子市〜法勝寺間全線廃止
5/15
木浦トンネル貫通 5/16
北陸線糸魚川〜直江津間線増工事の一環として、浦本〜能生間に掘削中の木浦トン
ネル(1,570m)が貫通。43年12月完成の予定。
複線化 北陸本線泊〜越中宮崎間 5/19
大糸線電化延伸起工式挙行 5/19
大糸線は現在信濃森上まで電化され新宿からの直通乗入れも行なわれているが、これを8両 編成で南小谷まで乗入れさせようとするもので、12月に完成、冬山シーズンに間にあわせる予定。なおこれに伴い松本〜南小谷間19駅のホームも伸延。
土木学会本四連絡橋に結論 5/19
高松琴平電気鉄道琴平線を単線並列から複線に変更
5/21
私鉄総連の中小134組合、大手並みの4300円の賃上げを要求し始発から24時間ストに入る。
5/21
山陽新幹線帆坂トンネル西区工事現場で「地鎮祭」実施
5/22
今回着工されるのは、帆坂トンネルの西半分3.5kmと蕃山トンネル915m、その付近の地上部分405mで、これにより山陽区間は本格的な建設工事のスタートを切ったこととなる。
磐越西線で電気機関車による試運転実施 5/24
郡山〜喜多方間で新製ED77形交流電機による試運転を開始
「阿波丸」進水式挙行 5/25
宇高新船取替計画の最終船「阿波丸」が三菱下関造船所で進水、ぎ装に入った。完成9月上旬、10月改正から就役の予定。なお「阿波丸」の完成により、四国の旧国名を名乗る「讃岐丸」・「阿波丸」・「土佐丸」・「伊予丸」が全部大型船で出揃うこととなり、戦争直後の「鷲羽丸」グループは全部姿を消す予定
山形車両基地起工式挙行 5/25
米沢〜山形間の電化進捗に伴い、山形地区の輸送力増強に対処するもの。場所は蔵王〜山形間の南館地区内、留置洗浄等9線、収容能力74両で、43年10月完成の予定。
長野原線電化試運転開始 5/28
磐越西線で、電車試運転を実施 5/28
信濃追分〜篠ノ井間複線化起工式挙行 5/30
信越線長野鉄道管理局管内のネックとなってきた信濃追分〜篠ノ井間(58.1km)に着手。同区間の複線化が完成すれば、上野〜長野間で約40分のスピードアップが見込まれている。
(芦別線)第三工区の新城〜新城峠間の路盤工事を開始
5/
青函航路で乗用車航送開始 6/1
国鉄では自動車旅行の普及に呼応して、新船の揃った青函航路で、小型乗用車を輸送することを計画中であったが、7隻の新船の2等プロムナードデッキ改装。青森第1岸壁の積卸しスロープウェイ、函館第2岸壁の積卸しエレベータ一が完成したので。下り1便(十和田丸)から輸送を開始。
当分1・2・209・208の各便で6台ずつ、1日24台を輸送する。なお乗車定員以内の乗客は無賃輸送となる。
世知原線【貨物営業廃止】祝橋〜世知原(-2.8km)
6/1
土讃線阿波池田高知間単線自動信号化完成使用開始
6/1
なお7月1日からは多度津〜高知間がいよいよCTC化される予定
磐越西線練習運転開始 6/1
7月1日の電化開業(郡山〜喜多方間)に備え、磐越両線で電車列車1往復、客車列車6往復、貨物列車2往復の練習運転が始まった。
長野原線電車試運転実施 6/1
7月1日から電化開業(渋川〜長野原間)予定の長野原線で165系電車による初の直通試運転が行なわれ、6月いっぱい、練習運転に入った
近鉄名古屋駅5番線使用開始 6/1
名古屋近鉄ビル及び国鉄名古屋駅改良工事にあわせて施工中の近鉄名古屋駅改良工事で、新しく地下5番線が完成した。なおこれと同時に、名古屋近鉄ビル地下1階駅コンコースと地下駅を結ぶ通路も完成した。
新幹線2人乗務間題解決 6/6
新幹線の電車運転士乗組員数は開業以来、当局側と組合側で争われてきたが、「ひかり」2名、「こだま」1名(検査掛添乗)に決定、当局は調停申請を取下げた。
新鳥居トンネル貫通 6/8
中央西線複線電化工事の一環として、奈良井〜藪原間に掘削中の新鳥居トンネル(複線型2、157m)が貫通した。同区間は旧鳥居トンネル、20%。こう配、300m曲線などがあり同線最大のネックとなっていたため、在来線の東側約1キロに別線を建設したもの。来年8月完成、10月から使用開始の予定。
長野原(現吾妻)線 渋川〜長野原間電化完成 6/10
長野原線電気機関車による運転を開始(電車による運転は7月1日から)
長浜トンネル貫通 6/10
北陸本線複線電化工事の一環として、有間川〜谷浜間に掘削中の長浜トンネル(複線型1、153m)が貫通した。同トンネルは本年1月、10名の生埋め事故を起こした難工事で知られる。来年7月完成、10月から使用開始の予定。
伊予鉄道横河原線 松山市〜平井間が電化
6/10
磐越西線 郡山〜喜多方間交流電化完成 6/15
磐越西線電気機関車による運転開始(電車による運転は、長野原線同様7月1日から)
石槌山ロープウエイ認可 6/15
高松陸運局は国定公園石槌山登山ロープウエイが申請した、ロープウエイ架設を認可した。同山は西日本最高峰(1,981m)で、ロープウエイは延長1、606m、定員51名乗りの大型ゴンドラ2台を使用徒歩3時間の登頂時分を10分に短縮する。来年4月完成の予定。
茨城交通 大学前〜石塚間の営業廃止 6/16
複線化 信越本線 笠島〜青海川間 6/19
佐久間線起工式挙行 6/20
静岡県遠州地方と長野県伊那地方を結ぶもので、遠江二俣〜佐久間間32キロの工事線。当面着工されるのはこのうち遠江二俣〜遠江横山間13。4キロで、規格は丙線単線(注:完成はしていません)
東京モノレール、日立運輸等と合併にきまる
6/20
開業以来、営業不振に悩む東京モノレール(浜松町羽田空港間)は、遂に20億の累積赤字をかかえ、日立運輸・西部日立運輸と合併することになった。合併期日は11月1日、新社名名は日立運輸東京モノレール会社となる。
流山電気鉄道 流山電鉄に改称 6/20
京成電鉄新千葉〜京成千葉間高架複線完成、使用開始
6/24
東急田園都市延長続着工式挙行 6/26
東急田園都市線は、昨年4月溝の口〜長津田間を延長開業したが、今回さらに、長津田〜小川間(1.1km)を延長するもの開業来年4月の予定
営団大手町駅全面使用開始 6/26
中央線中野から東場町を経て西船橋に至る営団東西線は、現在大手町までが完成しているが日本橋寄りが延長工事のため未使用となっていたもの。
鹿児島本線【複線化】田原坂〜植木間 6/27
同区間はカーブとこう配で悪評が高く、在来線4.5キロ中2.5キロ(田原板トンネルを含む)を別線で建設したもの。
山陽新幹線岡山県下諸工事起工式挙行 6/28
民営鉄道協会発足 6/28
従来の私鉄経営者協会が発展的に解消、新社団法人を設立したもので、全国私鉄・営団等108社が参加した。