整備新幹線、着工へ足固め(自民党) 1/6
国鉄改革の関連で、凍結となっていた整備新幹線の着工が凍結解除となったことに伴い、
- 地方自治体に、地方債などにより用地の先行取得を働きかける。
- 鉄道建設公団を建設主体とするために、2月に議員立法による法案を提出する。
との方針を固めた。
国鉄年末年始輸送概況発表 1/6
国鉄は遠距離客は648万人で対前年比99%、近距離客は同104%、等を内容とした12月27日から1月5目までの旅客輸送概況を発表。航空3社は132万人で11.8%増
私鉄も、2.8%の減
国鉄改革労協、国労旧主流派取り込み組織拡大を図る方針、と新聞に
1/7(新聞)
注:国労旧主流派、昨年の修善寺大会で、現実路線として当局との協調姿勢を見せたグループ、結局分割民営化反対派は、六本木敏委員長を選出、旧主流派は退陣し真国労を結成
パイプラインでゴミ無公害輸送(国鉄が構想) 1/7(新聞)
国鉄では、鉄道線路脇にパイプラインを敷設、カプセルにゴミを詰めて圧縮空気で搬送するシステムの構想をまとめた、最終的な判断は、新経営陣に任せられるが、担当者は東京都など地方自治体と具体化に向けて共同研究を進めたいと言っている。構想概要(準備中)
足尾線会議中断継続 1/7
第2次廃止対象足尾線の協議会は、昨年7月から12月まで相名〜大間々間のピーク時1時間乗車人員(1日平均)が、1000人の廃止基準を超えたことから、4度目の半年間会議中断を決定。
予讃・土讃両線の電化試験開始 1/7
シュプール白馬・上越・信越号運転開始 1/8
餘部鉄橋事故の車両解体・撤去終了 1/8
5日から行われた、客車7両の解体・撤去作業が完了
国労、組織率40%割り込む 1/8(新聞)
国鉄は、1月1日現在の国鉄労組組織概要調査をまとめ、国労(六本木敏委員長)は組織率40%を割ったことが明らかとなった。現在員は84、247人、対して国鉄改革推進派の国鉄改革労組推進協議会(志摩好達鉄労組合長)は125、543人となった。全体では、58.4%が改革推進派で占めることとなった。
シュプール蔵王・ユーロ赤倉・妙高&志賀号 運転開始
1/9
宮之城線運輸営業終了。1/9
東日本で広域地震 1/9
15:14分ごろ、東北地方を中心に東日本一帯で強い地震があり、盛岡・大船渡で震度6を記録。
東北新幹線の福島〜盛岡間は自動的に停電。徒歩巡回点検のため最高3時間半の遅れ。
東北地区の在来線も一時運転を見合わせ
アルファコンチネンタルに増備車 1/9
好評のアルファコンチネンタルに増結用としてキハ56 213を投入、ただし塗装変更のみで車内は従来の急行形
国労職員の停職無効 京都地裁が判決 1/9→1/19
勤務変更を拒否したため職場放棄として停職6ヶ月の懲戒処分を受けたのは不当と、国鉄梅小路駅勤務の2人の国鉄職員が、国鉄を相手取り処分無効を訴えた裁判で、京都地裁(水口雅資裁判官)は、「業務命令は本人の生活設計などを配慮せず、勤務変更の用件を欠いてるため無効、これを理由にした処分も無効な命令に対する処分であるから効力がない」とする判断を下した。
国鉄職員局長、退任 1/10
職員担当の最高責任者、澄田信義職員局長(常務理事)が、島根県知事選出馬のため、10日付で退職→関連
鹿鉄局輸送改善 1/10
鹿児島鉄道管理局は鹿児島本線川内〜西鹿児島間で、夕方に下り列車1本を増発、1本残っていた気動車列車を電車に置き替える等の輸送改善を実施。
シュプールつがいけ号 運転開始 1/10
宮之城線【廃止】全線(-66.1km) バス転換(南国交通)
1/10
九州総局輸送改善 1/12
九州総局では門司港〜新田原間に1往復の日豊本線列車を、門司港〜田川後藤奇間に下り1本の日田彦山線列車を増発
新幹線ダイヤ混乱 1/12
東海道および山陽新幹線は、降雪のため上下7本が運休、114本が最高8時間遅れるなと混乱。
岡山局は本四連絡列車に使用する213系の概要を発表
1/12
国鉄改革協議会、2月2日に鉄道労連発足 1/12
鉄労・動労・全施労など11組合で組織している「国鉄改革労組協議会」の合同旗開きが東京で開かれ、「過去の対立を克服し、連合化を実現するために新たな組織、鉄道労連を発足する」とあいさつ。今後は段階を踏まえ統合し、最終的に連合としての単一組織に移行する。
足尾線が生き残りをかけ運動を展開 1/13
足尾線存続既成同盟会は国鉄分割民営化を前に、2年間続けてきた老人クラブなどによる”特別乗車運動”を中止、第三セクター鉄道転換の道を検討することに。
北海道で地震 1/14
20:04頃、釧路で震度5など北海道から東北本線にかけて地震。道内の国鉄15線区が一時運転を見合わせ。
名鉄局全駅で禁煙時間設置 1/15
名古屋鉄道管理局では7:00〜9:00および17:00〜19:00を禁煙時間と指定し、管内各駅で実施
予讃・土讃両線の電化区間で121系が自力試運転開始。
1/15
国労旧主流派、月内にも新組織結成、と新聞に。 1/17
社会党(現社民党)の田辺誠・国鉄再建対策本部長代行は、大阪市内で記者会見し、国労旧主流派が国労を脱退し、鉄道産業労連を結成する見通しであることを明らかにした。
将来は、改革労協グループが作る鉄道労連との合流に努力すると発表。社会党としては、鉄道産業労連をバックアップすることを示唆した。
国労、ヤミ手当ての返還応じる
1/17
国鉄が、ブルーとレインの車両検査ヤミ手当ての返還を求め、全国16地裁で争っているいわゆる、「ブルトレ訴訟」で、国労は裁判所の和解勧告を受入返還請求に応じることに決め、全国の地本・支部に通知
→ヤミ手当て問題
鉄道車両生産量向上 1/17
日本鉄道車両工業会は昭和61年の鉄道車両生産量が、国鉄の気動車発注等により過去30年間の最低だった60年に比べ9.8%増加した、と発表。
佐賀線バス転換決定 1/17
第2次廃止対象佐賀線の協議会は、第三セクター方式で鉄道を存続した場合、5億円の基金を7年で使い果たしてしまう試算が出たため、パス輸送に転換することを決定。
新大阪駅分割決定 1/19
新幹線と在来線が同居する国鉄新大阪駅の取扱を巡り具体的な分割方法が19日決定
西日本が貴賓室、在来線ホールなどを引継ぐこととなったが、一番売上の多い中央キップ売り場などは、東海が引継ぐこととなった。当初一括管理を主張してきた、大鉄局内の西日本会社設立準備室は「花は取ったが、実を失った」とがっくりしている。
電子踏切使用開始 1/19
国鉄は従来のリレー式に比べ信頼性や保守性を向上させた電子踏切を、和歌山線田井ノ瀬〜和歌山間の粟栖出島踏切で使用開始。
真岡線第三セクター方式導入決定。 1/19
大隅線転換日決定 1/19
第2次廃止対象大隅線の協議会は、鉄道運輸は3月13日まで、翌14日から国鉄と鹿児島交通のバス輸送に転換する事を決定。
広島高速交通設立発起人会 1/19
広島市が計画中の市内中心部と北西部を結ぶ新交通システムを運営する第三セクター方式の「広島高速交通株式会社」設立発起人会が開催、会社定款等を決定。
梅小路駅で差し押さえ 1/19←1/9
勤務変更に従わなかったとして停職6ヶ月の処分受け京都地裁で「処分は無効:」と認められ、未払い賃金支払いを求めた仮処分申請で、京都地裁は組合側の主張を認め、梅小路駅から現金約76万円を差し押さえた。
仙台鉄道管理局初の団体専用列車”オリエントサルーン”が郡山工場から出場
1/20
和歌山線に381系試験列車 1/21〜23
日根野区の381系6連が和歌山線、和歌山〜粉河間に入線、同線五条〜和歌山間の将来的スピードアップを検討するため。
予讃・土讃両線の電化区間で121系の乗務員訓練開始
1/21
西日本旅客鉄道設立準備室、花博列車を計画 1/21
昭和65年〈平成2年)開催の、「国際花と緑の博覧会」のアクセスのために城東貨物線を利用して、新大阪駅から鴻池新田間に直通列車を走らせる計画と、新聞に。
”雷鳥号”に車内装備を改装した485系が営業開始
1/22
西小倉駅改築工事鍬入式 1/22
日豊本線西小倉駅に鹿児島本線の列車を停車させるための改築工事鍬入式が同駅で挙行、工事費1億4100万円は鹿児島本線停車促進期成会と北九州市の負担。
京阪電車置石訴訟差戻し 1/22
55年2月20日、大阪府枚方市の京阪電鉄京阪本線で中学生の置石で急行が転覆、104人が重軽傷を負った事件で、京阪電鉄が現場にいた5人のうち1人を相手取り、2,180万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審判決が、最高裁第1小法廷で言い渡され。角田礼次郎裁判長は「被告の少年に過失があったかどうか審理不十分」として少年の責任を否定した2審の大阪高裁判決を破棄、裁判のやり直しを命じた。
国鉄 春の臨時列車の運転計画を発表 1/23
京成電鉄および関西大手私鉄5社運賃値上げ申請。
1/23
本四備講線四国側軌道工事開始 1/23
国鉄大阪工事局は同線四国側陸上部および予讃本線接続部分の軌道工事を開始。
国労が分裂 1/24
日鉄労大阪地本結成大会開催 1/24
西日本改革労組協加盟の全施労、真国労、近自協の3組合が国鉄分割・民営化に伴い健全な労使関係を目指す「日本鉄道労組(日鉄労)大阪地方本部結成大会を開催
国鉄、飯山線の長野〜桑名川間で、だるまストーブを取り付けた「パノラマ豪雪体験列車」を運転
1/25
阪和線輸送改善 1/26
天王寺鉄道管理局は「はんわライナー」1往復の増発、朝方下り普通列車1本の増発等の輸送改善を実施。
国鉄55線区の客貨運輸営業廃止許可 1/28
運輸省(現・国土交通省)は東海道本線高島〜横浜港間、北陸本線敦賀〜敦賀港間、鹿児島本線香雄〜博多港間、長崎本線長崎〜長崎港間の旅客運輸営業と、運賃計算のため営業線としていた池北線等51線区の貨物運輸営業廃止を許可。
羽幌線転換日決定 1/28
第2次廃止対象羽幌線の協議会は、鉄道運輸は3目29日まで、翌30日から沿岸パスのパス輸送に転換することを決定。
国鉄配属先希望調書回収結果発表 1/28
国鉄は、分割民営化で発足する新会社希望者は21万9,340人で、基本計画による採用総枠21万5,000人をやや上回る程度と発表。東日本などは定員割れ。希望退職者が2万人の見こみに対して3万1,476人に達している。
整備新幹線の凍結解除 1/30
政府は1/30の閣議決定で、東北(盛岡〜青森)、北陸(高崎〜大阪)など整備新幹線の整備を一時見合わせた57年9月の閣議決定を解除することを決めた。
ただし、「分割民営化後の各旅客会社の判断」と「財源問題、終始見通し」の2点を建設の重点とすることで実際の着工にはなお、歯止めがかかることになった。と新聞に。→整備新幹線建設計画(準備中)
信楽高原鐵道創立総会 1/30
信楽線を引き継ぐ第三セクター方式の「信楽高原鐵道株式会社」創立総会を開催、本格的な準備作業を開始。
全国初の国鉄直営書店開店 1/30
東京南鉄道管理局は全国て初めてとなる直営書店「BOOKSシグナル」を、東京駅丸の内北口荷物一時預り所跡地に開店。
国労旧主流派の新組合発足〈西日本管内) 1/30
国労を脱退した旧主流派が、「西日本鉄道産業労働組合」の結成大会を開催、1/31にも当局と雇用安定協約、第一次労使協調宣言を締結する考え。同日、改革西日本協議会は「西日本旅客鉄道労働組合連合会」の以降準備会を開催
国鉄用地売却で詐欺犯に実刑判決 1/30→61/1/13
国鉄用地売却の架空話をでっち上げ、日本住宅金融会社から33億円を騙し取ったとして。有印公文書偽造の罪に問われた元日本栄養食品研究所役員2名に対する判決公判が東京地裁で開かれ、首謀者に懲役8年の有罪判決(氏名等は公開されていますが敢えて公開していません。)
函館駅の桟橋乗船改札口閉鎖 1/31
東京築地の東京中央卸売市場の貨物線が廃止。 1/31
北海道総局輸送改善 2/1
同局は千歳線や札沼線列車の区間延長、函館本線列車の接続改善等を実施
石勝線【駅名改称】石勝高原→トマム 【信号場名改称】トマム→ホロカ
2/1
両毛線CTC取替 2/1
高鉄局は昭和43年に導入した同線CTC装置を、自動進路制御装置に取り替える工事を実施。
名鉄局車内電話設置 2/1
同局は「しなの」「ひだ」「南紀」で、車内公衆電話サービスを開始。
広尾線運輸営業終了。2/1
駅名変更 2/1
北海道総局は石勝線「石勝高原」を「トマム」に、盛鉄局は凍北本線「北福岡」を「二戸」に、同「金田一」を「金田一温泉」にそれぞれ改称。
東北本線 北福岡駅を二戸駅に、金田一駅を金田一温泉駅に改称
2/1
近鉄新しい特急券発売システム稼動 2/1
鉄道労連結成 2/2
鉄労等の国鉄改革労組協4組合は、国鉄の新事業体移行に対応し一企業一組合を目指す「全日本鉄道労働組合総連合会」の結成大会を開催。
広尾線【路線廃止】全線。バス転換
2/2
第3次地交線8線選定承認 2/3
橋本運輸大臣は国鉄が申請した第3次特定地方交通線12線のうち、未承認だった宮津線等8線を選定承認。
国鉄宮津線
西舞鶴〜豊岡間廃止承認(特定地方交通線第3次廃止対象)2/3
仙鉄局在来線速度向上試験実施 2/3
宮田線 第3次特定地方交通線として廃止承認
2/3
湯前線 第3次特定地方交通線として廃止承認
2/3
錦川鉄道設立発起人会開催。 2/3
MLU001世界新記録 2/4
国鉄が宮崎実験センターで行ったMLU001有人走行実験で、西独トランス・ラビヅド06の記録を45.8km/h上回る400.8km/hの世界新記録を樹立。
土佐くろしお鉄道 地方鉄道業免許及び工事施行承認申請 2/5
橋本運輪大臣は土佐くろしお鉄道が中請した宿毛〜中村間23.6kmの地方鉄道業を免許。
志布志線転換日決定 2/6
第2次廃止対象同線の協議会は、同線の鉄道運輸は3月27日まで、翌28日からパス運輸に転換させることを決定。
JR東・JR西の組織・機構案が固まったと新聞に。
2/7
いずれも、独立の事業本部制を導入。
西日本は、天王寺・福知山には支社をおかず、大阪と統合し、近畿圏運行本部を設置。(注:半年後の見直しで廃止、当時関西圏の電車には、「近」の表示が見られた。
国鉄職員の振り分け終了、と新聞に。 2/7
智頭線建設工事再開 2/8
智頭鉄道は昭和55年の工事凍結以来7年ぶりに同線建設工事を再開。
餘部事故対策技術調査委員会初会合
2/9
昨年末の餘部橋梁列車転落事故を調査する同委員会初会合が開催。
風速33mで、転落
国鉄新会社9400人定員割れ 2/12
定員に対し、希望退職者を上回ったことから、新会社発足後に追加募集を決定
土佐くろしお鉄道 工事施行認可 2/12
国鉄人事異動 2/14
国鉄は新事業体移行後を考慮した8402人に及ぶ人事異動を発令 別紙(準備中)
国鉄11承継法人採用者に通知書交付開始 2/14
国鉄は6旅客鉄道会社等11の承継法人に採用が決定した職員への通知書(複製)交付を開始。
国労、エリア本部設置を決定 2/14
国労は13日開いた全国組織検討委員会で、当面の組織運営のあり方について協議し、全国6旅客鉄道会社ごとに地方本部を集約し、「エリア本部」を設置することを決めた。
6旅客鉄道会社等の新会社総称決定。 2/16
詳細は別紙(準備中)m(__)m
公衆電話サービスにも国鉄進出 2/20
鉄道弘済会が、NTTから委託を受けて公衆電話を管理しているがこれをそっくり、分割民営化で誕生する鉄道通信会社に引継がせる構想。なおこのさい既にデータ通信事業を開始している日本テレコムと合併することも予定されている。
この構想は、JR発足後1年後の日本テレコムと、鉄道通信(JR通信)の合併により、新型の公衆電話が登場
本格的に、安い公衆電話を利用できる時代が到来した。紫の電話機は良く目立っていた。
私も何度か利用したが、テレホンカードに代えて、クレジットカードで通話できるのが目新しかった。
ただ、全ての公衆電話を日本テレコム用電話に切替えるには至らなかった。市内通話が割高になるのが嫌われたようだ。なお、この公衆電話も携帯電話の爆発的普及でその姿を消し、現在は見ることができない。
日豊本線【駅新設】牧 2/22
鍛冶屋線 第3次特定地方交通線として廃止承認 2/23
片福線(現・JR東西線)は第3セクターで着工、国鉄単独を断念
2/24
東京の国鉄用地公示価格の2〜4倍で落札 2/26
東京多摩地区の国鉄用地を売却、国有公地を売却の時価高騰を抑えるため、政府が1月に決めた新入札基準の第1号となった。
国鉄では、全国主要八駅の旅行センターを4月1日以降、2段階に分けて直営化することで、JTB側と合意。
2/26
- 札幌・東京・横浜・大阪・高松・博多の6駅は、3月31日
- 仙台・名古屋両駅は5月31日
で共同運営を取止め。
東北本線 新白岡駅開業 2/26
営団事業計画発表 2/26
帝都高連度交通営団では総事業費は前年比19%増の813億円とする、等の昭和62年度事業計画を発表。
国鉄は、JR会社移行に備え14線区で局境界変更を実施
3/1
仙山線 北山、陸前落合に仙台駅から職員派遣(事実上の有人化)
3/1
飯山線【駅名改称】戸狩→戸狩野沢温泉 3/1
承継実施計画を認可申請 3/4
国鉄は承継法人に引継ぐ事業や資産 ,長期債務などの細目を定めた実施計画の認可を運輸省に申請した。→承継計画
資産活用審が答申 3/4
国鉄資産活用審議会の第3回会合が開かれ,清算事業団に帰属させる土地等の考え方について答申。
西梅田の用地駆け込み買収 3/4
大阪市は、国鉄大阪駅前の西梅田土地区画整理事業地内にある国鉄所有地のうち5400uを1uあたり353万円で売却、これは昨年売却した隣接地と比べ倍以上の価格だが、大阪市から民間に土地が転売されるのは確実と見られるために価格を引上げたと言う見方もされている。
国労組合員の採用3割以下、北海道での実態調査 3/4
国労は、国労国会議員団(広瀬秀吉団長)と協力して実施した国鉄新会社採用に関する差別実態調査をまとめた。
これは、3/2・3日に北海道で国労の4つの地本を対象に行ったもので、国労組合員7、550人のうち北海道会社に採用されたのは2、142人で全体の3割にも満たなかったほか、支部や分会の役員の不採用が目立って多かった。
国鉄、新会社別の事業・資産・債務などの区分を示す「継承実施計画」を作成し、橋本運輸相に認可を申請
3/4
ストなどの強硬意見も 3/4
国労中央委員会は、上記の内容を受け4日夕、北海道・九州地区の雇用確保や組識の拡大・強化の取組等を盛り込んだ闘争方針を固めた。「新会社の国労組合員の差別に抗議してストをうつべし」といった意見も出された。
国労中央委員会は、今後雇用確保に向け、裁判闘争行うことを確認
3/4
アコモ改造した米子区の24系25形出雲2号から使用開始
3/4
京葉線開業1周年記念、165系お座敷電車「なのはな」が同線に初入線
3/4
西武拝島線 西小川信号所〜東大和市間複線化
3/5
国会議員特典はそのまま、無料パス存続へ 3/6
従来国会議員に支給されていた無料パスの存続について、当初は廃止の意見も出されていたが、国会事務当局と運輸省などの協議の結果以下のとおり決定した。
- パスは新旅客鉄道各社共通の1枚とし、ほぼ現在の「鉄道乗車証」を踏襲する
- 費用総額は衆参両院合わせて62年度、6億円で、旅客会社間で分配する
- そのための契約を4月1日付で国会と旅客会社が結ぶ
等の方針が決定した。
従来は国会法37条に規定されていた。(現在は削除)
四国に初のジョイフルトレイン、愛称を「アイランド・エクスプレス四国」に決定
3/6
新駅開業 3/9
鹿児島本線 竹下〜南福岡間【駅新設】笹原
日豊本線城野〜下旨根間【駅新設】安部山公園
篠栗線【臨時乗降場新設】門松原町〜篠栗間「門松」
長崎本線道ノ尾〜浦上間【臨時乗降場新設】西浦上
日豊本線別府〜亀川間【駅新設】別府大学
日豊本線日出〜豊後豊岡間【駅新設】暢谷
小田急多摩延長線に免許 3/9
運輸省は多摩線小田急多摩センター〜唐木田間1.5kmの地方鉄道業について免許。
西武ダイヤ改正 3/9
新宿線を中心に輸送力の増強。
JR7社の最終収支見通し 3/11
運輸省は各社の引継ぎ債務と三島基金を調整して,1%程度の経常黒字となる最終収支見通しを発表→収支見込【準備中】
国鉄初のコンビニエンス・ストアが鹿児島本線二日市駅にオープン
3/11
パノラマエクスプレス・アルプス完成。(現・フジサン特急)
3/12
土佐くろしお鉄道 工事着手 3/12
承継実施計画を認可 3/13
橋本運輸相は上記実施計画を認可
鉄道通信会社へ事業許可 3/13
郵政省(現・総務省)は通信会社の第1種電気通信事業を認可し、同社は4月1日から電話・専用線サービスを開始。注:(後、日本テレコムと合併しています。)
大隅線廃止第2次地交線大隅線国分〜志有志間98.3kmは本日限りで運輸営業を廃止し、バスに転換。
3/13
西日本鉄労を結成 3/14
西日本改革協議会に加盟している、鉄労、動労、社員労、日鉄労の4組合は14日大阪市北区のサンケイホールで、「西日本旅客鉄道労組」結成大会を開催、組合員は3万1千人、国労西日本鉄道本部(1万3千人)、西日本鉄産労(1万2千人)を上回る最大組合となる。
MLU002完成 3/14
マグレブプロトタイプ車MLU002は日立笠戸工場で組立てを終り、宮崎実検センターに搬入
二俣線廃止天竜浜名湖鉄道に転換。
3/14
大隅線廃止 3/14
天竜浜名湖鉄道開業 3/15
第2次地交線二俣線を引継いだ第3セクター天竜浜名湖鉄道が運輸営業を開始
天竜浜名湖線掛川〜新所原間(67.7km)開業。
気賀高校前駅、アスモ前駅新設。5駅駅名改称
瀬棚線廃止 3/15
第2次地交線瀬棚線国縫〜瀬棚間48.4kmは本日限りで運輸営業を廃止し、バス転換。
第4回設立委員会 3/15
7鉄道会社の第4回設立委員会が開かれ、会社定款・役員・創立総会の日程などを決定。
マイテ492復活 大阪〜京都間で試運転 3/17
JR各社の役員内定 3/17→
JR東海のみどりの窓口が東京駅に開業 3/18
東京駅八重洲口南口に東海旅客鉄道会社のみどりの窓口がオープン
神戸市地下鉄全通 3/18
神戸市交通局西神線学園都市〜西神中央間5.9kmが開業し、15年ぶりに全ルートが完成
新駅開業神戸市西神線「伊川谷」「西神中央」
3/18
近鉄ダイヤ改正 3/18
大阪・奈良・京都・東大阪線を中心にVVVF車32両を新造投入し、輸送力増強を図った。
鉄道総合技術研究所の組合が一本化
3/18
従来、鉄道労連加盟の鉄労・社員労・日鉄労・動労の四組合が統一され、鉄道総合技術研究所労働組合(略称=鉄研労)が発足した。これは、国鉄技術研究所が、4月1日をもって鉄道総合技術研究所賭して新組織となることから、安定運営を行う立場から一本化されたもの。
湧網線廃止 3/19
第2次地交線勇網線中勇別〜網走間89.8kmは本日限りで運輸営業を廃止し、バスに転換
KIOSKも分割 3/19→62/7
国鉄分割民営化に伴い、収益部門の駅構内の売店「KIOSK」を旅客会社と同じ地域で分割のうえ各旅客会社に子会社化、また、合理化を進め、広域配転や、希望退職募集、不採算店舗の統合など大幅な合理化を実施。
なお、残りの株式は引き続き弘済会が保有する他、精神薄弱児・者施設「弘済学園」、養護老人ホーム「東京弘済園」など社会福祉事業を営む財団法人として存続
弘済会分割会社の収支見通し(単位億円)
(当時の新聞記事より転載)
会社名 |
資本金 |
売上高 |
経常利益 |
北海道キヨスク |
6 |
170 |
1 |
東日本キヨスク |
35 |
1,530 |
20 |
東海キヨスク |
7 |
350 |
9 |
西日本キヨスク |
14 |
620 |
9 |
四国キヨスク |
2 |
80 |
0.5 |
九州キヨスク |
4 |
150 |
0.7 |
札幌市地下鉄7000系 3/19
63年12月に開業予定の東豊線用試作車7000系4両編成が西車両基地に搬入され、東西線で各種試験を行う。
国鉄改革関連13政省令公布 3/20
清算事業団法施行合など6本の政令と、旅客・貨物鉄道に関する法律施行規則など7件の省令が公布され、国鉄改革に関する運輸省の政省令28本すべてが施行された。
国鉄編集時刻表発売
3/20
36年ぶりに国鉄で編集する時刻表4月号発売
九州総局の欧風客車、「サザンクロス」完成 3/20
湧網線【路線廃止】全線。バス転換
3/20
仙山線 国見に仙台駅から職員派遣 3/20
国鉄最後のダイヤ改正で富士〜西富士宮間の区間電車増発。123系電車投入
3/21
名鉄局東海道本線のダイヤの一部を修正 3/21
相模線
海老名駅開業。海老名市が請願し建設費も負担。相模鉄道との乗換え利便化
3/21
特急「有明」の一部列車を豊肥本線水前寺駅まで臨時で乗入れ開始、線内はDD16+12系客車で運転
3/21
岡山駅で213系の展示会 3/21 3/22は岡山〜宇野間で試乗会
仙山線【臨時乗降場新設】西仙台ハイランド 3/21
名鉄三河線豊田市駅付近立体化 3/21
豊田市・梅坪両駅を含む3.4kmの下り線高架化が完成、60年12月の上り線に続き使用を開始した。
国鉄・三陸鉄道相互乗入れ 3/22
山田・釜石・大船渡の3線と三陸鉄道南北リアス線が相互乗入れを開始
士幌線廃止 3/22
第2次特定地交線土幌線帯広〜十勝三股間78.3kmは本日限りで運輸営業を廃止し、バス転換。
宇野線 岡山〜宇野間に213系電車を使用した快速「備讃ライナー」が運転開始
3/22
札幌市営地下鉄東西線 東豊線との連絡線工事のため、大通駅 - 西11丁目駅間全面運休
3/22
士幌線 【路線廃止】帯広〜十勝三股間
バス転換 3/23
東日本・北海道・貨物会社の創立総会開催 3/23
3社の創立総会が会社の本社所在地で開かれ、会社創立に伴う議事をとどこおりなく終了。
予讃本線 高松〜坂出間、多度津〜観音寺間が電化 3/23
土讃本線 多度津〜琴平間が電化 3/23
予讃本線高松坂出間21.6km、多度津〜観音寺間23.6kmおよび土讃本線多度津〜琴平間11.3kmの計56.7kmが電化開業し、同時に総局内のダイヤ改正を実施した。なお、50kmまでの自由席特急料金が急行料金と同じ500円に値下げ。
名古屋地区にホームライナー登場 3/23
特急「しなの」の回送車両を利用して、名古屋〜中津川間にホームライナーの運転を開始
小田急ダイヤ改正3/23
輸送力増強を中心とした平日ダイヤ改正を実施
名鉄新名古屋駅改装工事完成 3/23
20億円工事費をかけて行っていた改装工事が完成。竣功式を実施
東海・西日本会社の創立総会開催 3/24
両社の創立総会が本社所在地で開かれ、会社創立に伴う議事をとどこおりなく終了。
函館本線の砂川〜上砂川間の石炭輸送廃止 3/24
四国・九州会杜の創立総会開催 3/25
両社の創立総会が本社所在地で開かれ、会社創立に伴う議事をとどこおりなく終了。
首都圏の国電に”さよならJNR”のヘッドマーク登場
3/25
新潟局欧風気動車”アルカディア”完成 3/25
西日本鉄道天神大牟田線
直行の運行を開始 3/25
松浦線第3セクター化決定 3/26
第2次地交線の松浦線対策協議会は、63年4月開業を目途に第3セクター鉄道転換を決定
伊勢線廃止伊勢鉄道に転換。3/26
伊勢鉄道開業 3/27
2次地交線伊勢線を引継いだ第3セクター伊勢鉄道が運輸営業を開始
稲生駅が鈴鹿サーキット稲生駅に改称
佐賀・志布志線廃止 3/27
第2次地交線佐賀線佐賀瀬高間24.1kmと志布志線西都城〜志布志間38.6kmは本日限りで運輸営業を廃止し、バスに転換した。
南海ダイヤ改正 3/27
南海本線の特急増発を中心とした改正を行った。また、3月29日からは高野線の輸送力増強を図る改正を実施。
岩徳線 【駅新設】 大河内、生野屋 3/27
「つばめ」復活運転 3/28
マイテ492と旧型車5両+EF58
150を連結した「好きやねん国鉄ご愛顧感謝号」が28・29日の両日、京都〜姫路間に運転
佐賀線【路線廃止】全線(-24.1km) 3/28
志布志線【廃止】全線(-38.6km) バス転換 3/28
羽幌線最終日
第2次地交線羽幌線留萌〜幌延間141.1kmは本日限りで運輸営業を廃止し、パスに転換
3/29
南海高野線ダイヤ改正 3/29
EF30のさよなら列車、門司港〜遠賀川間で6号+12号の重連運転
4区間の旅客営業廃止 3/30
東海道本線高鳥〜横浜港間、
北陸本線敦賀〜敦賀港間、
鹿児島本線香椎〜博多港間、
長崎本線【路線廃止】長崎〜長崎港
羽幌線 留萠(現・留萌)〜幌延間廃止 3/30
赤穂線 西浜信号場を格上げし(貨)西浜駅開業 3/31
天王寺鉄道管理局・福知山鉄道管理局廃止 3/31
五日市線 駅名改称西秋留→秋川 3/31
鹿児島本線 香椎〜博多港間の旅客営業廃止
3/31
日本国有鉄道の終焉 3/31
明治5年創設の官鉄以来114年と6カ月の長い歴史に終止符を打ち、日本国有鉄道の名称は本日限りで消滅。
これに伴い全国各地で国鉄の終焉を惜しみ新生JRの出発を祝う多彩な催しが開催。
国鉄監査委員会・国鉄再建監理委員会解散 3/31
両委員会はその使命を終え、本日限りで解散。
筑波鉄道廃止 3/31