1,2,3等級制遂に歴史に幕
7/1
「つばめ」、「はと」の電車化により実体のなくなっていた1等を廃止、1等を2等に3等を2等となる。
同時に帯色も変更1等クリーム→薄緑 2等青帯→廃止
なお、同時に昭和25年以来続いた特別2等制度も廃止
リクライニングシートを装備した車両を特別2等車(通称特ロ)と読んで別料金を設定していた。
パーラーカーは6月1日から運転されていたが、7月1日までは1の表示の上に2の文字をかぶせていた。
運賃改定 7/1
1・2等級制移行に伴い国鉄運賃法の一部を改正
片道1000km以上の往復乗車に対し割引を規定。特急料金に特定区間料金制定
7/1
北海道線時刻改正。 7/1
函館〜札幌 急行「すずらん」を気動車化(所要5時間,1時間13分短縮)。
準急気動車:
札幌〜網走・稚内間「オホ〜ック」・「宗谷」
札幌〜旭川間「かむい」各1往復増発
北陸本線 西入善信号場が駅に昇格し西入善駅開業 7/1
大阪市営地下鉄 西田辺〜我孫子間(2.5km)開業
7/1
房総線 本千葉〜蘇我間複線化 7/15
飯山線【駅新設】足滝 7/15
はやぶさ20系化 7/20
「はやぶさ」が3番目の20系ブルーとレインとなる。このとき製作されたのが「カニ22」であった。
ディゼルエンジン+MGを使った車両で直流区間はMG、非電化区間をディーゼルを利用することでディゼル機関の技術員の乗務を省略できるようになっていたが、軸重が16tもあり入線できる線区が限定されることから、早晩パンタグラフ及びMGが撤去された。
信濃四ツ谷(現白馬)〜信濃森上間を電化 7/20
北大町駅、稲尾駅、飯森駅開業
弥彦線【貨物営業廃止】弥彦〜吉田(〜4.9km) 7/25
志布志線【貨物支線廃止】油津〜元油津(-1.0km)
7/25
深夜帯に運転する東海道新幹線のコンテナ式貨物電車の構想を発表
7/?
九州地区ダイヤ改正 8/1
門司〜天ケ瀬問準急気動車「あさぎり」の下りのみ白布院に延長、
由布院〜小倉(日田線経由)〜博多間準急気動車「彦山」上上り1本新設
上野〜宇都宮間準急電車「ふたあら」運転開始 8/1
名松線 【駅新設】上ノ庄 8/1
香椎線【駅新設】奈多(2代) 8/1
志布志線【駅新設】中安楽 8/1
相模鉄道
休止中の新川島駅、二俣川下駅、二ツ橋駅廃止 8/1
西日本鉄道 甘木線 宮の陣〜甘木間を軌道法から地方鉄道法準拠に変更
8/1
玉野市営電気鉄道 玉〜玉遊園地間1.0kmを延伸開業
8/3
一宮市の勤労協会、大工場による女子紡績工員引き抜き防止のため盆の帰省列車に監視の職員を乗せる。
8/13
陸羽線【駅新設】陸前谷地 8/13
松川事件差し戻し審の現場検証で、国鉄福島〜松川間の事件現場で裁判官がレール外しを実演
8/14
都市交通審議会、東京の交通改善対策として路面電車廃止・地下鉄計画路線の増設などを運輸省に答申
8/16
公衆電話サービス始まる 8/20
「つばめ」、「こだま」に公衆電話サービスが始まった。ビュフェ及びパーラーカーで電話が使えるようになっていた、特にパーラーカーの場合は、給仕(列車掛)に申し付けると、座席まで電話機を持ってきてくれた。今では考えられないサービス。(携帯電話がない時代ですから画期的なサービスであった。)
ちなみに、近鉄特急が公衆電話サービスでは最初
高知線【駅新設】岡花 8/20
富士山麓電気鉄道は富士急行と改称 8/24
札沼線【駅新設】札的 9/1
阪和線 【駅新設】津久野 9/1
札沼線【駅新設】豊ヶ岡 9/10
中央東線 東浅川駅廃止 9/10
米子〜博多間美祢線経由準急気動車「やくも」増発(正明市、下関で既設山陰線経由と分割併合)
9/10
東北本線、宇都宮〜白河間で試作した交直流電車の試運転を実施
9/14
東北初のディゼル特急「はっかり」用の81系気動車落成
9/15
全線試運転は11/2から実施、しかし新設計のDMH17Hのトラブルが多発し、「はっかり、がっかり、事故ばっかり」と揶揄された。
深名線【無人化】西名寄 9/15
北陸本線 【複線化】 松任〜西金沢間 9/26
北陸本線 【複線化】 西金沢〜金沢間 9/28
北陸本線 【複線化】 石動〜福岡間 9/30
宇野線 岡山〜宇野間でディーゼル車の「さよなら運転」
9/30
土佐電気鉄道伊野線 宮の奥〜宇治団地前間の軌道移設により、咥内坂(こうないざか)トンネルを撤去
9/30
国鉄時刻改正。 10/1
- 東海道・山陽線
東京〜岡山間電気機関車ロングラン。
これに伴い、「さくら」は機関車交換の必要がなくなって姫路通過。
京都・大阪〜宇野間準急電車「鷲羽」3往復運転開始。
- 北陸・高山線
名古屋〜高山〜金沢〜名古屋間循環準急気動車「しろがね」2本、
名古屋〜金沢〜高山〜名古屋間循環準急気動車「こがね」1本新設。
- 山陰線準急気動車;
大阪〜上井・中国勝山(上り月田発)間姫新・困実線経由「みささ」・「みまさか」
大阪〜島取間播但線経由「但馬」各1往復新設。
- 四国線準急気動車
高松〜松山間「いよ」,
高松〜高知間「土佐」各1往復増発。
高松〜高知間準急「土佐」を気動車化し.須崎へ延長。
宇高航路9往復より13往復へ増便。
- 北海道線函館〜江差間準急気動車「えさし」1往復新設
- 東北線関係 仙台〜水戸間DC準急上り「そうま」新設
貨物列車関係
急行貨物列車増発
桑園(札幌)〜秋葉原間「北海号」上り12時間強、下り22時
間強スピードア・ツプ。
万代(新潟)〜秋葉原間「こがね号」
金沢〜秋葉原間「はやさち号」
富山〜梅田間、吉塚〜梅由間「はやて号」
鹿児島〜門司港間「みのり号」
新線・新駅開業
東北線 鏡石〜須加川間 複線使用開始
常磐線 亘理〜岩沼間 下郡信号場新設
常磐線 竜田〜富岡間 金山信号場新設
土讃線 大杉〜角茂間 土佐北川(DC駅)
土讃線 佐川〜斗賀野間 襟野々(DC駅)
土讃線 多入郷〜須崎間 大間(DC駅)
宇和島線 吉野生〜西ヶ方聞 直土(DC駅)
電化開業 10/1
山陽本線 上郡〜倉敷間
岡山〜宇野間
大阪・城東線(現・大阪環状線)に101系を投入
10/1
室蘭本線【仮乗降場→駅・改称】豊住→豊泉 10/1
胆振線【駅新設】北岡、参郷 10/1
常磐線
竜田〜富岡間に金山信号場、亘理〜岩沼間に逢隈信号場開設
10/1
羽越本線 【信号場廃止】北余目(2代) 【複線化】北余目信号場〜砂越
10/1
土讃線【駅新設】襟野々、大間 10/1
鉄道貨物サービスセンター設置 10/1
三井鉱山専用鉄道が三井芦別鉄道に譲渡
10/1
東武野田線 【複線化】 運河〜初石間 10/1
長岡鉄道、中越自動車との3社合併により「越後交通」(現社名)に。路線名を栃尾線とする
10/1
玉野市営電気鉄道 宇野線電化に伴う国鉄宇野駅改良工事完成にあわせて国鉄ホームへ乗り入れを開始
10/1
名鉄電車はじめて休日ダイヤを設定 10/2
主な特徴は豊橋〜新岐阜間快速特急「ながら号」3本新設、常滑・河和線から新岐阜への直通特急新設
お座敷列車大人気 10/6
国鉄盛岡工場で、オハフ61他1両を種車にした、初めてのお座敷客車(スハ88)が運転開始。
定員は80人で二等車(普通車)扱いであった。当然非冷房であったが、お座敷というのが受けて引っ張りだこ。以後各地にお座敷客車が出てくるのは数年後のこと。
常磐韓日立から水戸線経由の日光行DC準急「常磐日光号」が登場
10/8
東武日光特急用ロマンスカー1720形による特急「きぬ」「けごん」として1日2往復就役
10/9
南福岡電車区設置認可 10/10
鹿児島線
雑飼隈(ざっしょのくま・現、南福岡)〜久留米間交流2万X通電試験
10/16
東北本線 片岡駅〜矢板駅間が複線化 10/20
名古屋鉄道美濃町線
松森〜美濃間の美濃町駅前駅廃止。1946年頃から休止
10/20
東急電鉄武蔵溝ノ口〜長津田(南武線)〜中央林間(小田急)間19.1キロの新線免許(現・新玉川線)
10/21
国鉄赤穂線相生〜播州赤穂間10.5キロ電車化工事、赤構駅で鍬入式を挙行、年度内に完成予定
10/22
京阪電鉄天満橋〜淀屋橋間1.6キロ地下都心乗入認可
10/22
日車(名古屋)でDDlOOOHV型DL完成 10/26
東海道線熱田〜岡崎間で試運転
北陸線敦賀〜福井間61.3キロ電化工事 10/28
福井駅で鍬入式を挙行、60Hz 2万X、82億6、000万円で36年度末に完成の予定
新宮〜天王寺間準急気動車「臨時南紀」1往復増発
10/28
東武鉄道、新ロマンスカー(1720系)の完成祝賀会
10/6
東武鉄道デラックスロマンスカー1720形を特急「けごん」「きぬ」に使用開始
10/9
大阪市電の各路線廃止始まる 10/10
長岡鉄道、栃尾電鉄合併、越後交通となる。
10/20
東北本線 【複線化】 西那須野駅〜東那須野駅間 10/31
仙山線電化完成 11/1
仙台〜作並間交流、作並〜山形間直流で全線電化完成。
準急気動車:
仙台〜新潟間 仙山・米坂線経由「あさひ」
仙台〜酒田間
陸羽西線経由「月山」(仙台〜山形間「あさひ」に併結)
仙台〜新潟間 東北・磐越西線経由「あがの」
仙台〜水戸間
磐越東線経由「いわき」(仙台〜郡山間「あがの」、平〜水戸間「ときわ」に併結)各1往復増発
東北本線 【信号場新設】盛岡〜厨川間に青山信号場開設 11/1
信越本線 信号場→駅・改称石山→越後石山 11/1
岩徳線【信号場新設】森ヶ原(岩日線開業による)
11/1
甘木線【駅新設】筑前高田 11/1
岩日線 川西〜河山間 開業 11/1→関連新線建設補助特別措置法
注:ローカル線の採算性の問題から設定された割増キロ、現在のローカル線運賃の先駆けとなるが、翌年国がローカル線建設に補助金を出すことになり制度自体が消滅。(倍率欄の数字は割増キロの倍率を表示。」
留萌鉄道 国鉄による運行管理廃止 11/1
名古屋鉄道三河線
三河吉田駅を吉良吉田駅に改称 11/1
気仙沼線【駅新設】不動の沢 11/10
名古屋〜関ヶ原ルート最終決定で、「政治駅」と騒がれた岐阜羽島駅確定
11/11関連→34/11/17
島原鉄道島原鉄道線【駅開業】島原外港駅開業
11/11
釧路開発埠頭釧路港の港湾施設運営のために設立
11/14
相模線 寒川駅〜西寒川駅間旅客営業再開 11/15
島原鉄道島原鉄道線 【駅名改称】 11/15
吾妻崎→阿母崎、山田村→吾妻、島原湊→南島原、安中村→安徳
足尾線 花輪〜神土間 小中駅開設 11/18
クモヤ93000、島田〜藤枝間で175kmを出し、狭軌世界記録更新
11/21
両国〜銚子・安房鴨川・館山間準急気動車「京葉」1往復増発
11/21
東京鉄道管理局ダイヤ改正
6M4T編成に改める中央線45編成のオール101系化が完了(これにより結果的に当初予定していたオールM化は見送られることになる。)
11/21
宇高航路新造連絡船「讃岐丸」(1700t)新三菱重工神戸造船所で進水
11/22
東北線安積永盛〜郡山間(6.8km)複線化工事完成
11/23
水間鉄道水間鉄道 三ヶ山口駅開業 11/23
余剰客車改造の試作DCキハ401苗穂工場で完成
11/24
相模鉄道など私鉄総連の中小5労組、年末手当て・年間臨時給与などの交渉決裂のためスト突入
11/27
京成押上〜都営浅草橋間(3.2km)地下鉄開通竣工式
11/30
五能線【駅新設】鳥形 12/1
博多〜宮崎間準急気動車「えびの」1往復に吉松〜西鹿児島間編成併結。
12/1
西鹿児島〜志有志間準急気重動車「大隅」1往復新設
山鹿温泉鉄道 全線休止 12/1
岡山鉄道管理局、レールに置石し、貨物列車を転覆させた少年の母親に6,646万円の賠償請求を決定
12/3
客車改造気動車落成式 12/3
かって改造中であった、キハ401の落成式を挙行
都営地下鉄 押上〜浅草間が開通 12/4
都営地下鉄浅草線 押上〜浅草橋間 (3.2km) 開業。地下鉄と郊外の民鉄事業者による初の乗り入れとして京成電鉄と相互直通運転開始。京成曳舟〜荒川(現・八広)間に向島検修場を開設
特急「はっかり」は日本初のディーゼル特急に置換え
12/10
津軽線【駅新設】津軽浜名 12/10
越美北線 南福井〜勝原間 (1.46倍) 12/15開業→関連新線建設補助特別措置法
注:ローカル線の採算性の問題から設定された割増キロ、現在のローカル線運賃の先駆けとなるが、翌年国がローカル線建設に補助金を出すことになり制度自体が消滅。(倍率欄の数字は割増キロの倍率を表示。」
弥彦線【貨物営業廃止】東三条〜越後長沢(〜7.9km)
12/15
香椎線【貨物支線廃止】 志免〜旅石 【駅廃止】(貨)旅石
12/15
南海本線 助松駅を松ノ浜駅に改称 12/15
陸羽線【信号場廃止】鳥越(単線並列に復す) 【駅新設】南新庄
12/20
富山港線 貨物支線 富山〜奥田間の電気運転廃止 12/24
東京〜熊本間臨時特急「臨時あさかぜ」36年1月14日まで運転
12/24
八栗登山鉄道 八栗登山口〜八栗山上間が廃止
12/25
歌志内線 【駅新設】歌神 12/26
秋田〜青森〜鮫間準急気動車「白鳥」運転開始 12/26
鉄道弘済会名古屋営業所は、携帯用安眠ハンモックを発売。
12/27
(背中を包むようになっており、先端は鉤型になっていて列車の背もたれに取り付ける構造であった、正座して座席に座らないといけないのがミソで現在では到底考えられないような代物であった。)
近畿日本鉄道 阿保〜伊賀上津間複線化
12/27